第十三話 付き纏われ ページ14
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感情を爆発させた姫に水を持たせ、一旦落ち着こうと促す妃
「もういっその事正体を明かすのも、悪くは無いと思うが」
『それは出来ない』
「縛りか、まだ彼奴に
『ええ、昔から変わらず』
幼い頃、大神官と呼ばれる父と後宮に訪れた事がある。
私が神のお告げを聞いたと報せたとき、縁があると言われる後宮に初めて足を踏み入れた時だった。
大事に育てきたであろう男の子を見た時
私は
『あの子、黒い霧が憑いてる』
と呟いた途端、大神官は酷く驚き、そして私を壬氏の見守り役として
命を与えたのだ。
年に一度彼の様子を見に訪れていたが、物心ついた時には彼からの好意を知ってしまった。
神官の私は掟破りを恐れた、恋という不純なものを恐れ姿を消した。
だから今は侍女として遠目で壬氏を見守っている。なんの接点もなく見守るはずだったが、まさか目を付けられるとは。
因果なのか_______________
阿多「姫が壬氏を好きでなければ掟破りにはならないだろう」
『……』
阿多「姫、向き合うのも必要だ。恋仲では無くとも友人であれば問題ない」
『……はぁ、いっその事妖精になりたいものね』
───
_______________
壬氏「麗〜麗、今日も美しい眼差しだな」
美しい眼差し×
軽蔑した眼差し○
であるけれど。
『懲りないですね、壬氏様が何をお考えなのか理解し難いですが、私を裸にしても何も出てきませんよ』
壬氏「そんなはしたないことはしないよ、それよりこれを贈りに届けたんだ」
小さな紙袋に包まれた何かを受け取り、中身を開くと
なんとも言えない甘い香りが漂う菓子が入っていた。
『これは？』
壬氏「翡翠宮の侍女に貰った菓子だ、あいにく人から貰ったものはあまり手をつけたくなくてな」
『私に毒味役ですか？』
壬氏「心配なら嘔吐剤を渡してやってもよい」
『いえ、結構です……ありがとうございます。後で頂きます』
壬氏「今日は失礼するよ、阿多妃にあまり侍女をいじめないでくれと言われてね」
其れは有難い、壬氏は優雅に帰っていった。
それにしてもこの菓子の出来前からして、恐らく猫猫が作ったものだろう。それを侍女に渡したのかもしれない。
私は何の疑いもなく、その菓子を口にした。
が
後に後悔した
『_______________これっ……びやく入り……？！』
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化鮎(プロフ) - ななしさん» 読んでくださってありがとうございます。すみません今気づきました。最後まで書いたのですがどうやら消えちゃったようです。知らせてくれてありがとうございます。どうぞ今後もよろしくお願いします(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) (3月18日 21時) (
レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
ななし - いつも楽しくお話読ませていただいてます！18話刺客が途中で終わりになってしまっている気がします。確認の方よろしくお願いします！続き楽しみにしてます( *ˊᵕˋ )ﾉ (3月17日 19時) (レス) id: 60cf5c463f (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - さふゆわさん» ჱ̒ ｰ̀֊ｰ́ )頑張ります (3月13日 10時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
さふゆわ - 続きがきになる〜！！！ (3月12日 23時) (レス) @page21 id: da462b131e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2024年2月25日 1時
