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02 story_夜のココア ページ3







夜21:00─





検査が終わって自宅に戻って処理したワンダラーの報告書を纏めていた。ぐーんっと腕を伸ばして立ち上がる。何か忘れているようで、、でも思い出せそうにもなかったので今日の所はレイ先生の言うとおり睡眠をたくさん取る事にした。また怒れちゃうから。。

寝室に行きベットへ潜ろうとした時、ピンポーンとチャイムが鳴る

こんな時間に一体誰だろうか。

羽織を肩にかけて玄関の扉を開ける。






『何方……ってレイ?!』





レイ「夜分に済まない、じゃなくてだ。お前大事なもの忘れてないか?」




『え、大事なもの……って』




レイは手に持った紙袋を見せつけた




『あっ、薬!!』




そうだ。何か忘れてると思えば。薬の事だった。
うっかり置いてきちゃったんだった。。
申し訳ない気持ちで恐る恐ると受け取る。



レイ「やっぱ気が抜けてるな、命を守る大事な薬を簡単に忘れるとは。飲むの忘れるなよ、じゃ俺は帰る」





『ま、待って』




レイの袖口をひっぱって引き止める



レイ「なんだ」



『ちょっとお茶飲んでく?寒い中来てくれたし、友人に貰った美味しいお菓子があるの』



レイ「こんな時間に糖分をか?」




『貴方は糖分を取った方が良さそうよ、』




レイ「……なら頂こう」





彼は家に入った。

リビングに案内して湯を沸かしている間に菓子を出す






……そういえばレイとは付き合い長いんだよね

一応幼なじみなんだけど、距離が遠いっていうか。

でもたまにぐっと近い時あるし、そういう時は胸がドキドキするっていうか。

私レイのことあまり知らないのかも。





と考え込んでいると



背後に彼がいて、火を止めてくれた。



レイ「何ボーっとしている、客人を待たせる気か?湯が湧いてる」



『あ、ごめん……ココアでいい?』



レイ「ああ」






こんな時間に甘いのを摂取するのは罪かもしれないけど

たまにはってことで、甘めのココアを用意する。

私は体にいいお茶を飲んだ。






ソファーに座って、彼のココアを飲む姿を見る。

……やっぱ絵になるな…

飲む姿だけでもなんか、こう……かっこいいとか思っちゃう。





レイ「何を見つめてる」





『え、あ、……んーココア飲んでる姿可愛いなって』



レイ「可愛い?おかしな事を言うもんだなお前は」






なんか自分の家なのにすごい緊張している

時計の進む音のみの空間

心臓の音聴こえてませんように。

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設定タグ:恋と深空 , レイ , マヒル   
作品ジャンル:恋愛
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KIRAHIKAKOKORO(プロフ) - 新しいお話、最高😆😆化鮎さん✞(*´˛`*)✞神だわ (4月3日 15時) (レス) @page16 id: 2c863513fd (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - KIRAHIKAKOKOROさん» 読んで下さりありがとうございます。とても嬉しいです。更新頑張りますのでよろしくお願いいたします! (4月3日 11時) (レス) id: c4c0aa5ccc (このIDを非表示/違反報告)
KIRAHIKAKOKORO(プロフ) - 化鮎様『恋と深空 レイ』小説、大好きです。続きを読みたいのでヨロシクお願い致します🙇‍♂️ (3月31日 22時) (レス) id: 2c863513fd (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - にょんさん» 嬉しいですт_тありがとうございます!!! (2月15日 9時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - mjさん» わぁこちらこそ読んでくださってありがとうございますт_т♡ (2月15日 9時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アユミ | 作成日時:2024年2月6日 15時

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