15 story＿あなたを知りたくて ページ16
不意打ちずぎて挙動不審になってしまう。レイは私の顔を見て軽く笑った
「タコのように赤いな」
『えっ』
頬をペタペタと触る、何だか顔が熱くなっているのは気のせいなのだろうか。
スマホで自分の顔色を確認する、タコと言われる程なのだから相当赤いのに違いない。
スマホを自分の顔に持って来てはいいが、レイは私の端末を静かに伏せた
「俺だけが見ていい、独り占めだ」
『そ、そんなのズルい！私だって気になるんだよ。人がどれ程赤面するのか』
「ほう…クリームを取られ赤面してたのか」
『レイっ！からかわないでよ。もしかして人参の仕返し？』
「そう思ってくれるのなら平和的解決だな」
うまいこと具合にまとめられ返す言葉がない。
まんまとレイの手のひらで転がされてしまった。
いつか必ず人参スペシャルデイナーで仕返しをすると密かに悪巧みを考えていた。
時計を見ると夜の10時を回っていた。そろそろ寝どころにつくころ合いだ。
レイはやる事があると言って書斎へ行った。
毎日激務をこなして、家ではゆっくりして欲しいと願うけど、レイの場合だとそうもいかないのかもしれない。それに私もいるし落ち着かないっていうのもあるかもだし。それは本当に申し訳なく思う。
独りで布団に入ってレイが戻ってくるまで待っていたが1時間経っても来る気配はない。
私はいてもってっもいられず、布団から出てお茶を用意し書斎へ向かう。
コンコンと扉を鳴らす。
「入れ」
『仕事中にごめんね、お茶用意したの』
温かい茶を渡す、レイは美味しいといってくれた。
眼鏡を掛けて論文のようなものと睨めっこしていた。
書類に目を通してから、そっと置いて私を見た。
「眠れないのか」
『うん、なんだか…レイがいなくて』
子供じみた発言なのは分かってる。いい歳して貴方が居ないと眠れない。だなんて
ばかげている。
「……ならこっちへ来い、発表する論がなかなか纏まらなくてな」
レイの傍に行きまじかで文字がズラリと並んだ書類に目を通す。
医療のありすがた…難しい専門用語で理解できるものではなかった
『レイ…全く分からないよ…でもレイがすごいってことは分かるよ』
「A、もっとこっち来るか」
彼は私の腰に腕を回して、何故か股の間に連れ込まれてしまった。
丁度納まり、彼は引き続き論文に目を向けた。
『あの、レイ…』
「このほうが効率がいい」
…近距離すぎて心臓がもたない
続く (更新停止中)
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KIRAHIKAKOKORO(プロフ) - 新しいお話、最高😆😆化鮎さん✞(*´˛`*)✞神だわ (4月3日 15時) (
レス) @page16 id: 2c863513fd (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - KIRAHIKAKOKOROさん» 読んで下さりありがとうございます。とても嬉しいです。更新頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (4月3日 11時) (レス) id: c4c0aa5ccc (このIDを非表示/違反報告)
KIRAHIKAKOKORO(プロフ) - 化鮎様『恋と深空 レイ』小説、大好きです。続きを読みたいのでヨロシクお願い致します🙇♂️ (3月31日 22時) (レス) id: 2c863513fd (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - にょんさん» 嬉しいですт_тありがとうございます！！！ (2月15日 9時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - mjさん» わぁこちらこそ読んでくださってありがとうございますт_т♡ (2月15日 9時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アユミ
| 作成日時：2024年2月6日 15時
