ジャスミンの涙 〈恋と深空〉〈レイ〉

12 story＿この間の続き ページ13

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大切なものを扱うかのように、そっとベッドに置く


灯りをランプだけにして、彼もベッドの上に乗る。







『あの……レイ……私ね、


………………へ』




肘を付いて、体を横にして私の方を向いていた彼


そんなまじまじ見られると鼓動が早くなる。




そして彼は私の毛先を手に取って、口元に近付けた







「俺と同じ香りだな」




『レイのシャンプー使ったからだよ、』





クルクルと毛先を巻いて遊んでいる彼、

何してるんだろ……

もしかして試されてる？？

何も無いのかな。


色々考えていると､彼は掛け布団を開いていた。





「こっち来るか？」



『……うん、』




私は体を転がして、彼の腕の中におさまる。

よりレイの香りが鼻を刺激する。

───胸板すごい……ジム行ってるって言ってたからなぁ、鍛えてるんだ





「今日は甘えたなのか？」



『えっ、いや……そ、そういうレイこそ甘やかしすぎ……じゃないの。いつもは冷静なのに』



「お前は甘やかしがいがある。普段見せない顔、態度に興味があってな」




彼は淡々と答えているが、胸に顔が寄っている私は分かる。

彼の鼓動が少し早い気がする。ﾄｸﾝ､ﾄｸﾝ……



もっと彼を知りたい。





私は咄嗟に彼の首に触れる





「ッ…………なんだ……」



少し動揺した彼、なら……ここは？



胸を触り、腰をつついたり、彼の反応を楽しむ私







『へへ、レイも可愛いところあるじゃんっ…………ってあ』




彼は私を仰向けにさせて、体重をかけずに私を覆い被さった。





「なら、お前の可愛いところも弱いところも探してやろう、」




耳に触れ、頬に触れ、ゆっくり目を開けると彼の顔が近づく






『レイ……』





「この間の続きだ」





ﾁｭ……




唇と唇が密着する


優しく落とされたキスはとても甘くて全身を火照らせた。



頭に手を添えながら、心のこもったキスは凄く愛されてると感じてしまう。




離れてしまうのが惜しいくらい、彼のキスはとっても優しかった。








「ここまでだ、明日も仕事があるからな。お前は家で大人しく待っていろ」



彼は自分のポジションについて、仰向けになる。


……まだもっとしていたかった。


でもでも彼も明日仕事だし。我儘は良くない。


寝るか……と思った矢先に再び彼は私を抱き締めた。





「これで今日のところは我慢してくれ」





嗚呼、優しい彼の温もりが伝わる

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