異端者は死体を踏む 2【呪術廻戦】【五条悟】

55話 問題児、ライフ ページ5

※内容修正しました(2024/2/15)




恵を乗せた車は行ってしまい、私は悟と2人っきりになった。



『邪魔ー』



「えー酷いなぁ、僕一応君の彼氏だよ？そして将来のお嫁さん、分かる？」



『あのね、それはそれで……え、お嫁さん？！私悟と結婚するの？！』




「当たり前でしょ？成人したらすぐ籍入れるよー、」




あ、そうなのか。ともじもじする彼女が可愛すぎて悟は唐突に抱き締めた。出来ることなら2人だけの世界でいい、誰にも邪魔されず、Aが僕だけを見る世界、……なんて独占欲強めだけどさ、
でもそのくらい彼女が好きだ。



『……』





「照れてる？」




『っるさい、』




「も〜可愛いなー、それよりA、家入からなんか貰ったでしょ、プレゼント」




『え､?あーうん。なんか封筒貰った……中はまだ確認してないけど』




鞄に入れていた、封筒を取りだして中身を確認すると


豪華客船の招待状が入っていた。



金を掛けても手に入れることが出来ない幻の豪華客船、4泊5日の宿泊券だ。






「家入が適当に応募して当たったんだとさ、忙しいからお前に譲ったんだろ」




『2枚ある、……ってことは』




「恵と行くーって言ったらほんと泣くよ？」




『悟と行く！！！』




「うん、楽しみだね……ま、当分先の話だけどね」





開催日は今年と12月24日 クリスマスの前夜祭だ






_______________ああ、早くクリスマスにならないかな。




と心の中で強く思う。









「A、」





『ん？』






「君だけは僕から離れないでね」





『えー束縛ー？まぁ別にいいけど、離れないよ

絶対に。』












・









・




時は少し流れ10月上旬


紅葉が鮮やかに街を色付けた。


そんな穏やかであろう空気の中


高専の渡り廊下で響く足音






夜蛾「待て！！今日という今日は許さん、A！」




『やっば…だーかーら新しいの買うって！』




あまりにも慌ただしいので授業を受けていた一年と二年は窓から顔を出した。




パンダ「正道に追いかけられてるな」

真希「またなんかやらかしたのか」

棘「しゃけ…」




伏黒「っていうか学長のサングラス…」

釘崎「あ、割れてる」



レンズに大きな罅が入っていたことから

生徒はなんとなく察した。


虎杖「壊しちゃったんだなー」




『しつこいなー、』



すばしっこい彼女は一旦、立ち止まって
学長に手を振る。余計な煽りに頭に血が上る

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