10話 問題児、実は ページ10
伏黒「……いや俺は……」
『今は分かんなくても何れ分かる日が来る、』
伏黒「なんで先輩がそんな事分かる……あ、寝た」
スースーと吐息を立てて眠る彼女
なんか寝るイメージが無かった伏黒は不思議な光景だった。
伏黒「……はぁ、まじで疲れた」
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高専に着くと、木にもたれかかって端末を弄る五条先生の姿
「サボり組はっけーん、って寝てる?」
伏黒「まじで俺巻き込まれただけなんで……」
「おんぶしてる恵、チョーウケる」
パシャパシャと写真を撮る悟に額に怒りの血管が浮かび上がる
「なんかAに言われた?」
伏黒「え、いや特に……(酒煙草のこと言うと百鬼先輩に殺されそうだしな……黙っとくか)」
「ふーん、そ。じゃはいAちゃんは貰うねー」
後ろから彼女を恵から離して、お姫様抱っこをする。
伏黒「……何処に連れて行くんですか」
「家に決まってるでしょ、Aは高専の寮じゃないからね
それに僕、彼女の保護管理下に置いてる身だし。まぁ恵と変わんないよー」
伏黒「そうですか」
「あとA、眠くなるとちょーフワフワしちゃうからさ
可愛かったでしょ?」
五条先生は彼女の寝顔を見て微笑む
白くて綺麗な頬をツンツンっといじる。
「じゃ恵、明日はサボっちゃ駄目だからねー」
彼女を抱き抱えて、伊地知が用意していた車に乗り込んで
高専の外に出た。
五条先生に拾われたとはいえど、あの二人の距離感と言い
なにか特別なものを感じる。
伏黒「弟か、」
・
・
『ん………………恵……』
目を覚ますと、自分の家にいた。
そして何かいい香りがする、キッチンの方で音がする
ハッ、と目を大きくさせて、急いでキッチンの方へ向かう
『な、っなんで……悟が!』
「あ、起きたー、A最近ご飯食べて無いでしょ」
食卓には五つ星が作ったのか、ってくらいのクオリティ高めの料理が用意されてあった。
『い、いらない』
「だーめ、何時まで我儘してんの。ほら僕が作った料理なら食べれるでしょ?」
悟は私の肩を掴んでそのままテーブルの椅子に誘導させられた
あ、そういえば。
このテーブルに置いてあった飲み終わった酒缶と灰皿に溜まってあった煙草が消えてある。
「後、幾つか質問があるんだけどいいよね?」
あ、バレた。
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化鮎(プロフ) - ハロネコさん» わー嬉しいです!!ありがとうございます(;;) (10月24日 0時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
、 - 午後15時は正しくないです。15時または午後3時です。 (10月18日 6時) (レス) id: 2c5ae15ef0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロネコ(プロフ) - きゃー!すき (10月9日 1時) (レス) @page44 id: 743035628a (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - ハルさん» 大変ありがたいお言葉感謝です;;ありがとうございます(⑉• •⑉) (10月6日 16時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - 美玲さん» いつもコメントありがとうございます!!素敵な言葉頂けて嬉しいです!!どうぞよろしくお願いしますᴗ ᴗ ♡ (10月6日 16時) (レス) id: 0a7cb3211d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2023年9月27日 21時