8ノ亊~月光ノ刻の伝承 ページ9
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産屋敷耀哉の妻であるあまねは
小さな
そっと蓋を開けると
小さな宝石が輝かしく光っていた
あまね「街で旅をしている大道芸の老人から頂きました。私達には希少価値が全く分かりませんので宝月嫻さんにお譲り致します」
『之は、
太陽と月で色が変わる珍しい玉です
この国では採れない宝石ですこの様な品物……』
お館様「彼女はどんな表情をしているのかな」
あまね「大満足そうに笑を浮かべております」
欲に憑かれ気が抜けてしまったので
慌てて姿勢を正す
お館様「宝石に目がない、実に
『……生涯終える迄大事にさせて頂きます
誠に有難うございます』
深くお辞儀をしこの場を後にする
月光が頬を照らす
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一方その頃
那田蜘蛛山で怪我を負った
竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助
の四人は蝶屋敷で回復する為の休息に入った
その
そして炭治郎は呼吸を極めようと一人、
屋根の上で集中していたのであった
炭治郎「(集中……集中だ)」
(もしもし)
(もしもし)
炭治郎「…………はいっ?!」
首を横に向けると蝶のように舞来た
蟲柱である胡蝶しのぶが隣に座っていた
胡蝶「頑張っていますね」
炭治郎「えっと、どうもです」
胡蝶「君は心が綺麗ですね」
炭治郎「……あの、如何して俺達をこの屋敷に?」
胡蝶「禰豆子さんの存在は公認となりましたし
君達は怪我が酷かったですしね
それから……君には私の夢を託そうと思って」
炭治郎「夢?」
胡蝶「そう、鬼と仲良くなる夢です
きっと君になら出来ますから」
炭治郎はじっと胡蝶の横顔を見つめて
口を開く
炭治郎「怒ってますか?」
胡蝶「…………。、」
炭治郎「否、その何だか何時も怒ってる匂いがして
ずっと笑顔だけど……」
胡蝶「そう、……私は怒ってるかもしれない
鬼に最愛の姉を惨殺された時から
私の中には鬼に対する怒りが蓄積され膨らんで行くばかり」
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神龍 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年1月26日 11時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 大丈夫です。今かなり忙しい時期ですからゆっくりで大丈夫ですよ。気長に待ってますね。続き楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2020年10月15日 23時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - 三隣亡さん» そう言って貰えて嬉しいです!!ありがとうございます!更新遅くなってごめんなさい! (2020年10月5日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2020年9月15日 0時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - うんちっちさん» 有り難きお言葉に感謝します!ありがとうございます!! (2020年5月19日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年8月21日 6時