6ノ亊~宝石零れ玉柱臨御 ページ7
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風のように迅速に
鞘から刀を抜き其の女の
不死川「てめェこそ何様だ、お館様の上座に何悠長に居座っている巫山戯てやがるだろ」
『貴君は何時もお館様の前で、当たり散らしているのかしら?時に、抑えられない感情を露にする事は初歩的な命取り……』
不死川「
偉ぶるンじゃねぇよ、おい刀を抜け」
胡蝶「不死川さん先程から度が過ぎます
お館様を前にして……」
不死川「此奴が空気を乱した、風が変わった
こんな奴は柱に不要だ、寶俺が見極めてやる
刀を抜け抵抗しろ」
彼の云うこと言葉に耳を傾けず
尚且つ、
正に蛙の面に小便である
『お断りします』
不死川「あっそ、なら殺られろ」
刀を振り
咄嗟にもう一人の男が刀で止める
冨岡「……」
不死川「今日は随分と積極的だな
鬼の件も邪魔しやがって……なんか言え!」
冨岡「……」
不死川「苛立たしい糞……気に食わねぇ」
其の流れを止めつつ
パンっと手を叩く音が響く
お館様「
皆元の位置に戻りなさい、実弥無闇に仲間に対して
刀を向けては行けないよ」
不死川「っ……申し訳御座いません」
転がり落ちた和傘を手に取りさす
お館様「殆ど知らない者が多いだろうから
この気を改め紹介としよう
鬼殺隊_______________」
宝月嫻 A 玉柱
『御紹介に御預からせて頂きました
前置きが長くなりお詫び申し上げます
そっと和傘を後ろに倒し
形姿が明らかに映る
繊細な銀髪、真白な肌、左右の瞳の虹彩が異なるが
左眼は白く負傷していた右眼は碧く
身につける装飾品は宝石で輝いていた
実に美しい女性であったと
お館様「彼女は太陽の光に
私が許可をし此方に座っているのだよ」
時透「太陽の光……?」
お館様「其れと新参では無く誰よりも
長く鬼殺隊の柱として属しているんだよ
之で分かったかな?」
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神龍 - 続きを楽しみにしています。頑張ってください! (2021年1月26日 11時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - 大丈夫です。今かなり忙しい時期ですからゆっくりで大丈夫ですよ。気長に待ってますね。続き楽しみにしています!これからも頑張ってください! (2020年10月15日 23時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - 三隣亡さん» そう言って貰えて嬉しいです!!ありがとうございます!更新遅くなってごめんなさい! (2020年10月5日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2020年9月15日 0時) (レス) id: a01fb1d9df (このIDを非表示/違反報告)
化学的酸素要求量(プロフ) - うんちっちさん» 有り難きお言葉に感謝します!ありがとうございます!! (2020年5月19日 22時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年8月21日 6時