０５５ : 黒幕 ページ9
彼女の締めの発言で信憑性が高まった。
もしこれが本当なら、只事ではない。
数年前からそして今でも、裏の連中は何を計画しているのか
私の個性を奪って、何をするつもりか。
私の家族を殺して、邪魔者を排除する
そして、何時でも狙いやすいようにと私を独りにした
もしこの計画が事実であるならば、
さすがに私も黙っていない。
『…校長先生、この事件絡み私も加わりたいです
家族を殺された…今すぐにでも敵を殺したい一心ですが、
今は罪を償って欲しい。ただそれだけです』
根津「分かった…警察の方と掛け合ってみるよ
でも君はまだ学生だ、多分情報収集くらいになると思うけど」
『それでも構いません、この事件必ず解決してみせます』
雄英一の問題児と言われた彼女がこんなにも凛として
真っ直ぐに向き合うとする姿を見た教師たちは深く感心していた。
・
・
「おい、何がどうしたらこんな
玉ねぎを切ったつもりだが、短冊の網飾りのように
芸術的な切り方になってしまった。
とほほ、と包丁を一旦置いて泣き言を漏らす
『…だって…私包丁持ったことないんですよ…料理だって…』
校長先生の呼び出しの後は、相澤先生と夕食の買い出しに行き、戻った彼の家で肉じゃがを作っているところだ。
一先ず、私は相澤先生の家に引き取られることになった。
表は私を監視するため。保護するため。
でも実際、私達は恋人同士…一緒にいられる事がどれだね幸せな事か。これある意味の最高のプレゼント
「…完璧人だと思ってた俺の失態だな、元はいえどお嬢様だしな」
『すみませんねー料理ができなくて！』
フンっとそっぽ向いて、ちょっとご機嫌斜めになる
「そんなに怒るなよ…うん味はまぁいい…ほら」
先生は小皿に入った出汁を差し出す
『ん…美味しい！』
「このくらいにしとくか、久々に洗い物が増えたな」
基本的に食事はゼリー飲料で済ませる先生
台所に立つのは何ヶ月ぶりとか。
でも先生が料理してる姿…かっこいい
『洗い物なら私出来ますから、後でやります』
「そうか、じゃ飯にするか」
食卓に作った品を置いていく
そして両手を合わせて「いただきます」
誰かとご飯を食べるのはいつぶりだろうか
食事に関心を持たなかったし、食べる人もいなかったから
不思議な気持ちだ。
『(んー美味しい！)』
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菜の花 - 相澤先生の個性などすごく出ていて素晴らしいです！更新待ってます！ (6月12日 18時) (
レス) @page24 id: 500d504a1f (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - すぅぅぅ､､この作品大好きです!!(大声)いや､ほんとに何て言うんだろう､､大好き､､更新応援しています! (2023年3月17日 22時) (レス) @page22 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！！応援してます^_^ (2023年3月1日 9時) (レス) @page22 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - ど、ど、同棲！！パワーワード……良かったなぁ…蝶野 (2021年11月29日 18時) (レス) id: 27d3bccb82 (このIDを非表示/違反報告)
化鮎(プロフ) - ユキヒメさん» いつもコメントありがとうございます！婆さんやっちまったようですね…お褒め頂き嬉しいです！ (2021年10月1日 1時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2021年9月20日 20時
