15:宵の戯れ ページ15
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善条さんに連れられ車に乗り込み、家の門の前に着く
『何も聞かないの』
｢聞いても答えてくれないと判りきっていますので｣
『任務の放棄、緑の王は現れず、情報も僅か』
｢すみません、処罰は受けます｣
『けど、あのまま捜査していたら私は足を掬われていたかもしれない
_______________……ありがとうございます』
気まづい雰囲気だと言うのに、彼女は目線を合わせ
動じない。感謝の意を述べ、扉を開き降りようとする
と、善条は呼び止める。
｢今日は非番です、幾らでも付き合いますが｣
その言葉に驚き、瞳孔を開く
『今日の夜は長いですよ』
｢構いません、自信はあります｣
『相当の手練ね、歓迎するわ』
二人は大きな屋敷に向かい、夜の時間へと消える
・
・
『……っこれはキツいわね、そろそろ限界じゃないの？』
｢いえ、まだ大丈夫ですが……神代さんはストップした方が良さそうかと｣
テーブルの上に散らばる酒の瓶
ヨーロッパをイメージする豪華な部屋に似合わぬ
殺風景だ。
『いえ私もまだ限界突破してませんので、……………………すみません虚勢を張りました。
降参します』
茹で蛸のように耳と頬が真っ赤に燃え上がる
善条は水を差し出し、彼女の様子を伺う
｢少し横になりますか？｣
『ええ、少し手を貸してくれるかしら』
ふらつく私を鍛え上げた片腕でソファまで支える
『……善条さん……私……』
ついに酒の酔いが絶頂に達したのか、彼の頬を両手で触れる
｢神代さん、かなり酔っていますね｣
『もう26歳よ…背伸びはしていてもまだ、処……じ』
彼は私の口を手で塞ぐ
｢神代さん、私は貴方の護衛で男です。とうの昔に欲は置いたつもりなんですが……本能というのは恐ろしいです。これ以上発言してしまえば、私は貴方を奪っていたかもしれません｣
『…………なら善条さん、貴方が奪って下さい
私を満たして頂けませんか』
｢なるべく優しくしますが、宜しいのですか｣
『_______________……ええ
この時間だけ私を愛して頂けるのなら』
｢では一肌脱がさせて頂きます、Aさん｣
彼は私を抱き抱え、寝室に運ぶ
『_______________これでいいのよ、
彼の事なんか忘れるのよ。』
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化学的酸素要求量(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！更新なかなか出来ず申し訳ないです、、。必ずや更新させます！ (2021年4月14日 0時) (
レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 素敵な作品ですね！更新楽しみしてます！ (2021年4月11日 13時) (レス) id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2020年5月10日 2時
