13:パーティの潜入捜査 ページ13
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善条｢……何故私が｣
見慣れないシルクのシーツ姿は実に貴重なものだった
スーツの肩の広がり方で
その下に確かな筋肉があることが推察できる
『似合っていますよ』
善条｢いやそういう事では｣
『事前に招待状を手に入れる事が出来ましたので、今宵は緑のクランが主催するジャングル・レセプションパーティに潜入捜査します。恐らく主催者も顔を出すことでしょう、些細な情報でも構いませんので、御協力を』
善条｢承知致しますが、何せこの会場は敵陣、何が起こるか分かりませんので私から離れないで下さい｣
『_____________……判りました、では』
胸元がオープンなロングドレスを身に包み、煌びやか
なジュエリーは本来の彼女の姿を魅せていた。
彼女はそっと手を差し出した
善条｢之は……一体｣
『怪しまれぬよう、善条さんは夫という設定ですので、私をエスコートして下さらないと』
呆れた表情で頭を抱えるも、彼女の手をそっと取り
仮面を被り、潜入を開始した
・
・
辺りを見渡すと、仮面を付けていても判るほど
大物達が集まっていた、作家、映画俳優や政府の高
官、財界関係者等が集まっていた。
それ以外に
『あれは……！』
善条｢神代さん……勝手に｣
彼女は愉しげに話す男の元へ近付く
｢あはは……ったくあの小娘は親父のお陰で成り立って居るだけだろ……そもそもあんな人形見たい…な｣
『これこれは、総理…随分と愉快なお話ですね』
まさかこの会場にこの国を担う総理が居たとは
予想外と言ったところだ。
勿論、この総理も私が此処に居ることも予想していな
かっただろう、見よこの奈落に堕ちたかのような顔を
｢こっこれは、國常……神代さん！！あのいやこれはですね……私も視察……というか、この国の為に身を乗り出して……｣
『態々、貴方のような偉人が命を投げ込む様なことはしなくても結構ですよ』
｢そっそ、……その通りです｣
『総理も一人の人間ですから、興味本位で楽しんでください。ただ余り浮かれないように。それと人形のような存在で怖がらせてしまったようですね』
｢いいえ！…………本当に申し訳ございませんっ！！｣
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草薙｢何や、世理ちゃん。現職総理頭下げてんで｣
淡島｢あの二人は……もしかして｣
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化学的酸素要求量(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！更新なかなか出来ず申し訳ないです、、。必ずや更新させます！ (2021年4月14日 0時) (
レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 素敵な作品ですね！更新楽しみしてます！ (2021年4月11日 13時) (レス) id: a2b06cd108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2020年5月10日 2時
