+40.霹靂雨での奮闘 ページ42
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中也はフランツに託し
この戦乱とした地から離れようとした時
目の前の光景は痛手を負った二人が肩を貸しながら
此方に向かっている
『…………異能の一部を譲渡しチェッサーで在ろう者が無様な失態を私に見せつけるのか?』
キャサリン「も、申し訳御座いません」
小林「言い分をお許し下さい、彼女の体は限界です
元の身体が弱い為これ以上の戦闘は…」
泥とヒールが絡み合って歩き近づき
然して二人の頬に触れる
それと同時に二人は
『奴等が白なら王冠は黒、さて今の状況で何方が袋の鼠にされているか答えろ』
「「____…我ら組織 Crownです」」
『失言したな、袋の鼠は貴様らだ』
異能力 虞美人草
黒の光に包まれ異能が解き放つ
小林「あ、A様っお辞め下……」
キャサリン「どうか!!ご慈悲を!!」
何かが失った音がする
倒れ血が流れ雛芥子の花が咲く
『死ぬ事も時には立派な役目なのよ
安らかに眠りなさい我が身の駒達……』
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中也「…仲間を殺す度胸が彼奴に有るのかよ
腐り切ってやがる」
フランツ「寶こそ主は美醜なのだ悪血に還り染まった彼女こそがこの世界を支配できる…考えただけで体が我慢出来ない!」
中也「手前はAのなんだ」
垂れる髪を後ろに掻き上げ口角を尖らせる
フ「奉仕ですよ、貴方が成し得なかった事全てが
彼女との関係だ…おや気分を害してしまいましたか?」
中也「失せろ、無性に冠を曲げたじゃねぇか!」
迅速な勢いで地面蹴り殴り掛かる
フ「其れが嫉妬の感情なんですよ中原中也君
まだ未練合ったんですね」
奪い奪われ男の理念同士が闘う
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時刻は零時
雨は一向に止まない濡れたままの彼女は
目的を果たそうと戦乱化した横浜の街を歩く
太宰「何処に行くんだいAちゃん」
『判るでしょ、長共を
太宰「察しがついて助かるよ、今頃横浜のトップ達は卓を囲んで一時的に手を組んでいる君を打倒す為にね」
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化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年11月30日 23時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……!めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます! (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年4月26日 19時