+30.盤上の盤秤 ページ32
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武装探偵社、会議室の机に散乱する書類と頭を抱え
切羽詰まった絶望感が爆発的な殺意に変わっていた
敦「鏡花ちゃん…………。」
事の発端は昨日の宵闇に敦と鏡花は任務帰りの事
敦がほんの一瞬目を離した瞬間隣にいた鏡花は姿を
消していた、聴力、嗅覚に鋭い敦でさえ気付く隙も無かった
与謝野「仕業は
国木田「防犯カメラには抹消済み計画されていたな」
太宰「未だ彼女は生きてる筈だ、探偵社員となると
そう簡単に殺しはしない」
乱歩「……上だ_______________……
そうだ上だ!!」
賢治「乱歩さん?」
乱歩「王冠の本拠地は上空だ」
谷崎「上空って、
太宰「恐らくそれ以上に
乱歩「社長、」
先頭に座る福沢は眼を尖らせ腕を組み
福沢「鏡花の奪還作戦を実行する、私は王冠のアジトが判ったと報告する……何をすべきかは己で考え行動しろ以上解散だ!」
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一筋の灯りさえ洩れない
陰陰滅滅とした
着物を纏う可憐な少女は手足に頑丈な鎖が繋がれていた
そこに錆びれた扉が耳に障る音でゆっくり開く
然して差し込む光に目を晦ます
『……________小娘チェスは出来るか?』
気品溢れる声をした女性が一言申した
光に反射して明瞭としないが
黒い
赤い口紅が映える姿が目に移る
鏡花「……あなたは誰」
『嗚呼、この格好だと示しが付かないかしら
私はCrownを統べる者、君達が追い求めていた人物』
その途端鏡花は愕然と目を開いた
鏡花「(王冠の長……)」
『
鏡花「私を殺さないの?」
目の前にある状況を受け止め震えること無く
その光に満ちた瞳で尋ねた
『望むなら殺してあげてもいいけど
生憎まだ貴方には生かしておく価値がまだあるから殺さないその代わり苦痛なら上げても構わないわよ』
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化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年11月30日 23時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……!めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます! (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年4月26日 19時