柊家のもう一人の天才長女【弍】 (ページ42)

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八十九．ページ42

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太陽のない冷たくて暗い場所

アシュラ｢…_____________クルル…｣

希望のない乏しい呟き

貧相な服に足首に繋がれた重い鎖

腹は減り喉が水を求める

地下室に倒れ込み気力をなくす

アシュラ｢…クルルの言った通りだった、食べ物を大切にしない罰が当たった…僕のせいだ｣

すると突然

牢屋は開かれ市民が言った

市民｢喜べアシュラ買い手がついたぞ可愛がってもらえ｣

視線の先には

着飾った独特な雰囲気の長い髪をした大人と

寄り添う黒髪の同い年くらいの少年だった

アシュラ｢…買い手？｣

？｢怖かったろうもう大丈夫だよアシュラ
これからは僕が守ってあげるからね｣

これは数千年前の出来事

遠い遠い遥か向こうの古い記憶

？｢ユウ、彼の足枷(あしかせ)を外してあげなさい｣

ユウ｢はい｣

そっとアシュラの鎖を解く少年

アシュラ｢君も彼奴に買われた子？｣

ユウ｢……。｣

数千年前から始まる

出会いの物語

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優｢あ、着いた｣

君月｢息苦しい場所だな｣

シノア｢渋谷か…_______________｣

車を走らせると日本帝鬼軍が責めてきた

グレン｢ち、面倒せぇなおい優｣

優｢与一！！｣

早乙女｢う、うん！いけぇ！！！｣

攻撃は伏せられたものの

大人数の軍隊が車を囲む

フェリド｢いやー僕達人気だねー｣

クローリー｢えー僕が殺しちゃっていい？｣

深夜｢んーでもよく考えて見て此処には現柊家当主である暮人兄さんに寵愛を受けてるA姉さんがいるんだよって…あ｣

彼女は言われる前にそっと車から降りる

兵士たちは彼女の姿を見て動揺し驚く

『貴方達一体誰に向かって刃を向けているのかしら？』

フェリド｢ひゅー♪｣

『暮人からの命令よ彼等達は呼ばれた身、危害を加えるものは私が相手するわ』

その言葉を聞いた兵士たちは為す術もなく

門を通す

『…_______________暮人…あなたは』

彼女の目には何が写っているのか