八十一． ページ34
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優の言葉に戸惑いもあった
其れでもミカは優に微笑む
ミカ｢そうだね優ちゃん｣
グレン｢やっと起きたか｣
三日月と共に現れた真っ黒な彼
優｢おいグレン人体実験見たぞお前がやってんのか？｣
グレン｢…ほとんどが世界滅亡後に引き継いだ｣
ミカ｢引き継いだ？誰に？｣
グレンは黙ってクルリと後ろを向く
グレン｢ついて来い｣
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連れて来た場所は不気味の悪い地下室
部屋に入ると見たことの無い魔法陣が広がっていた
優｢何だこれ？｣
グレン｢結界だバケモノを封じてる｣
優｢バケモノ？吸血鬼か？｣
グレン｢其れとは違うやつだ
優｢へ？みかどの何だって｣
グレン｢俺の実家がやってた宗教組織だがまぁ滅亡と共に消えた組織だ、寧ろお前らにとっては百夜教の方が重要だろ？何せお前らは百夜優一郎に百夜ミカエラと名乗っている｣
優｢えっと、百夜教って何だ？｣
グレン｢滅亡前日本帝鬼軍の前身の呪術組織帝の月と世界の覇権を争っていたもう一つの組織だ｣
優｢ぁ…｣
グレン｢お前らは百夜孤児院の出身だ百夜教の人体実験場で実験されていた何の実験かお前らは覚えているか？｣
優たちは頭を悩ませる
優｢…記憶を消されている…孤児院の前俺は牢の中にいて…悪魔の子だって親に呼ばれて…女がいた気がするグレンみたいに俺に生きてていいって言った｣
グレン｢……｣
ミカ｢一瀬グレン一体お前は何処から糸を引いてる？お前は一体何者だ｣
グレン｢俺は糸を引いていないだが、ミカエラ
お前はもう糸を引いているかもしれない奴と会っているだろう仲が良かった｣
ミカ｢…｣
グレン｢百夜孤児院に出入りしていた男
斉藤と名乗っていた男…彼奴は吸血鬼だそれも第二位始祖｣
蘇る過去の記憶に感情左右される
ミカ｢お前は一体何だ！いつから…なんの実験をしている？！｣
グレン｢…俺は別に何でもない、何も出来なかった
だがこれからは違う世界の先端へ行くぞ｣
ミカ｢この結界の中には何がある｣
グレン｢優の仲間がいる、また別の天使
第六のラッパ吹きだ｣
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2018年4月11日 21時
