六十一． ページ15
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リーグ｢やぁウルド･ギー……｣
ウルド｢剣よ 血を吸え｣
リーグに剣を向け斬り付ける
ウルド｢衰えたなリーグ｣
ウルド｢そうか？やるよその腕｣
剣でリーグの腕を切り落すが
その腕から鎖が繋がれていた
ウルド｢なっ｣
リーグ｢…｣
ウルド｢何だそれは｣
切り落としたはずの腕が鎖によって引き繋いだ
リーグ｢これ？何百年も呪いを練って人間と作ったんだ｣
ウルド｢腕を切っても血の匂いがしなかったお前はもう、吸血鬼じゃないのか？｣
リーグ｢君こそいつまで吸血鬼をやってるつもりだい？｣
ウルド｢お前の目的はなんだ｣
リーグ｢…さぁ…まぁ分かったら日本から去れ此処は僕の遊び場だ｣
ウルド｢悪いがお前の頼みは聞けないな｣
リーグ｢はっ｣
腕から出る鎖はクルルの方に向かい
幽閉されていた体が鎖に巻き付かれて壁から抜け出せた
クルル｢！！｣
ウルド｢っ！！｣
レスト｢ギールス様！｣
ウルド｢レスト･カー！リーグを止めろ！！｣
しかし第三位と第二位の力の差は歴然
あっという間にレストの体を真っ二つに切った
レスト｢かっ！！｣
リーグ｢邪魔だよ君………さて、僕は持ち場に…｣
視線の先には刀を握りしめた美しき女が立っていた
リーグ｢君は………_______________、｣
『お久しぶりですね斎藤さん…
いえリーグ･スタフォード』
ウルド｢この匂い…｣
彼女の血の香りに反応してその先を見つめる
クルル｢!!……A｣
ウルド｢A？｣
リーグ｢A様でしたか、これは七年振りで｣
『一体誰が敵で味方か分からない』
リーグ｢僕は君を味方にしたいと思ってるけど｣
『恍けるな裏切もの』
リーグ｢まだその罪に……｣
ｸﾞｻﾘｯと刀を腹に通す
その速さは一瞬所で表せない速さ
『何が目的だ……』
リーグ｢相変わらずお強い｣
『黙れ 貴様が私を陥れたこと忘れない』
リーグ｢いつまで僕は君を見ている｣
そう言ってリーグは消えた
『……』
止めることも捕らえることも殺ることもできた
だが何故か立ち去っていく姿を見ていた
ウルド｢おい貴様は…………｣
剣を首筋にあて私に尋ねた
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2018年4月11日 21時
