保健室の菊池くん。3

助けて 2 ページ13

中「町谷先生、その腕の傷どうしたんですか？」


町「えっ、、？あぁ、飼い猫に引っかかれたんですよ、笑
まだ飼い始めたばかりで懐いてくれなくて笑」



中「、、、、そうですか、お大事にしてください、」



町「ありがとうございます、
さて、君達は理科室に来るか？補習してやるけど？」


男1「あざーっす！！！」


男2「よっしゃ！！マジで頑張って良かったわー！これで俺も、、男1「おいっ！！」あっ、ごめん、、」



中「、、、、？？」




町「さぁ、行こうか。」




そう言って、男子生徒達と町谷先生は理科室へと向かっていった。







そして仕事を終え、家に帰ると、Aの姿がなかった。



中「あれ、、？Aっ、？？」



家中を探しても、どこにもいない。


中「どこ行ったんだよ、、、、」



ガチャ、、、、バタン！！



中「えっ！？Aどこ行ってたの！？」



「えっ、、あ、体調悪かったから一応病院行ってきたの、笑 ごめんね？」


中「そっか、もう心配したんだからね？」


その時だった。


グラッ、、！！！



中「ちょっ！！！」

突然倒れそうになったAを急いで支え、ベッドに運んだ。




「ごめ、、ちょっと立ちくらみしただけだからっ、、、、」



Aは少し涙ぐみながらそう言った。




まるで、俺に助けを求めているようだった。






「けんっ、、、とっ、たすけっ、、て、泣」






助けてあげたい、Aのこんな顔、見たくないよ、笑顔が見たい。




でも、Aが何を抱えているのか教えてくれないと、俺は何も出来ないんだ、





中「A、、、俺も助けてあげたいよ、
でもAが何があったのか教えてくれないと、俺何も出来ないよ、」



そう言うと、Aは黙り込んでしまった。





この時、ちゃんとAにしつこくても何があったのか聞いていれば、あんな事にはならなかったのか？

助けて 3→←助けて 1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す