d!】腐男子オタク2人組転生する (ページ5)

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45話ページ5

やあ
〜

syp｢恋愛マスター…｣

うんうん俺は恋愛マスターだ

ダッセェな
ネーミングセンスねぇよ
黒歴史並に恥ずかしいわ

syp｢成程…レイにはお見通しってことか…｣

嬉しいことにそうでございます
なんでったって原作と言うのがありますからｯ!!

『小さな事でも大丈夫です。悩んでる事聞かせてくれません？』

ふんわり笑って語りかける
男同士の恋愛なんて話しにくいだろうし、俺が少しでも力にならないとな

syp｢…じゃあーー｣
｢おい｣

手首をグイッと引っ張られる

『ｯわ、アサヒ?!』
｢…｣

俺の手を引いたアサヒは如何にも不機嫌という顔だった
え、俺何した？

｢…｣

アサヒは無言で何処かに向かおうとする

『いだｯ!!!おい!!俺はｯ俺は成すべきことがぁぁぁ!!』
｢黙って着いてこい｣

knsypの恋のキューピットになるチャンスがぁぁぁ!!

sypさんに助けを求めるも、｢頑張れよ｣と送り出されてしまった
嬉しいけど悲しいｯｯ

他の人にも助けを求めるが、｢いつもの事か｣と勝手に納得され見送られてしまった
ﾅﾝﾃﾞﾔｯ

〜

『なぁ、お前どうしたんだよ』

人気のない廊下まで連れてこられてしまった
本当にどうした

頭をフル回転させ、こうなった原因を考える

『ｯわ?!』

ぼーっと考えていたら、急に壁ドンされた

今まで無言だったアサヒが口を開く

｢さっき何話してた｣
『えぇ、多分興味ないぞ』
｢いいから言え｣

『恋バナ…？』

あれは恋バナというのか

｢…ﾁｯ｣

アサヒの顔が俺の真横に付く

｢は〜ムカつく…｣
『八つ当たりは辞めろよ』

｢知るか｣

えぇ理不尽

結局何に怒ってるのかさっぱりだ
まじ分からん

あぁ、もしかしてアレか？

『今日は甘えたさんかぁ？』
｢…｣

どうやら当たったらしい
可愛いやつめ

俺はアサヒをぎゅっと抱き締め、頭を撫でてやる

『お前は十分頑張ってるぞ、偉い偉い』

なんやかんやいっぱい褒めてやるのがコイツにとって1番いい
そういう環境だったからこそだ

｢…｣

数十秒もしたら、アサヒが俺から離れる

『まだ甘えるか？』
｢ふざけるな｣

可愛くないなぁ

｢いくぞ｣
『あ、置いてくなよ!!』

何も無かったかのように食堂に向かう

これは前世でも何度かある行為だ
本当に弱った時にしかやらないこの行動

辛そうなアサヒに俺が好きでやってる事
俺はアサヒにはこれくらいの事しか出来ない

俺はアサヒの背中を叩く

お前も好きに生きていいんだよ

なんてな