d!】腐男子オタク2人組転生する (ページ2)

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42話ページ2

ごめんて
〜

『さぁさぁ

どこまで知りたい？』

｢……そうだな｣

言い出したらキリがないだろうし
まずzmさんからか

｢ゾムさんの弱点は｣

『ん〜弱点か〜
あっ、構わないとしゅんとして可愛いところかな☆』

｢あ゛？｣

俺はレイの胸ぐらを掴む

『うげぇ、ホントなんだけど〜!!』
｢そういう事じゃねぇ、戦闘面においてだ｣

『ないよ。あの人は最強
ごめんだけどこれに関しては本当なんだ』

先程までおちゃらけていたのに、真面目になる

『体感で分かるだろ？アサヒ』

｢……ﾁｯ｣

俺じゃ到底無理ってことかよ

俺はレイを離し、部屋を出た

｢…クソ……｣

俺は認めない
何としてもやるんだ
誰もが認める最強だからなんだよ

俺がそれを超えて、そんな理論へし折ってやる

レイ視点

あーあ
行っちまった

『アサヒ……ここはもう前世とは違う世界なのにな……』

またベッドにﾎﾞｽﾘと体を預ける

前世でアサヒは少し特殊だった
なんでも1位を取っていた
家の事情ってところだろう
頭はバカ良いし、身体能力化け物だったし
羨ましかったけど、それはアサヒの努力の塊でもあったから言えなかった
母親のプライドが高くてそれのおかげってことよ
嫌な感じだよな〜所謂毒親ってやつ？
小学校の時はミスもちょこちょこあったからその度に、震えてたよ
体罰とか暴論とかかな？
中高生くらいなったら、ミスしたところ見た事なくなったけどな
それでも震えてる時あったよ
表は成績優秀な優等生、俺の前ではただの普通の男の子だったよ
営業スマイルのことでずっとからかってたな‪‪‪〜

えーと、何話してたんだっけな
あぁそうだ
今世ではもう母親は居ないのにまだアイツは縛られているんだよ
もう責める人は誰も居ないし、なんなら認めてくれる人が大勢居る
プライドにもう完璧主義が染み込んでまってるんだろうな
俺が言ってあげないとだけど、俺が言ってもな〜って感じ
いつかは言わないといけないのは分かってる
でも、今ではないと思ったんだよね
タイミングって大事だろ？

幼なじみの俺にしか出来ないだろうし

ガキの時は力になれなくて一人で泣いてたよ俺も
でも現実はそう上手くいかないものだし
諦めた訳では無いからな？
それを受け入れて、親友になったわけだし
せめて俺の前では肩の力抜いてほしいなーってね

『思ったより大変なことになったなぁ…』

俺は再び目を閉じた