d!】腐男子オタク2人組転生する (ページ1)

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41話ページ1

やあ
〜

アサヒ視点

｢ｯ……｣

zm｢ん……今日はここまでやな｣

首元にナイフを添え、告げられる

また負けた

zm｢おつかれさん｣
｢……あざす｣

差し伸べられた手を握り、起き上がる

zm｢だいぶ動き良くなってきたなぁ
まぁ、まだまだやけど｣

｢すぐ抜かしますよ｣
zm｢おん、その勢いやで。お前らもアサヒ見習えや！こんくらいの根気強さないと強なれへんぞ!!｣

俺の背中をバシバシ叩き、部下達に言う

mb｢そんな無茶なぁ｣
mb｢冗談はお辞めくださいって！｣

｢ゾムさん、俺先にあがります｣

zm｢もうあがるん？いつもよりめちゃくちゃ早いやん｣
｢ちょっと用事すね｣
zm｢あ、ちょ待ってな｣

zmさんは新品のナイフを2つ渡してきた

zm｢それ護身用に持っとけよ
俺が選んだやつだから切れ味抜群やで｣

もう1個はレイのやから渡しといて〜、と去り際に言われた

〜

｢俺がなんでアイツに……｣

長い廊下を歩きながら考える

どうせレイが読んでた作品だから、人生緩ゲーの世界だと思ってたのに

あの人に勝てばそれでいい
勝てば俺が"1番"になれる

俺は十分強いはずなのに何故か勝てない
この世界のことをそもそも知らなすぎる
図書館に行って資料探すか、直接レイに聞くか……

｢……先にレイか｣

面倒だがナイフのついでに聞くか

〜レイ部屋〜

｢開けるぞ｣

確認はしないで、ｶﾞﾁｬｯと部屋の扉を開ける

『ｽ-…ｽ-……』
｢……あ゛？｣

そこには、まだ夕方というのに呑気に寝ているレイが居た

｢……｣

無性にムカついたから、鼻をつまんでやった

『ﾌｸﾞｯ……』

｢……ハッ、間抜け面｣

しばらくそのままで居たら、レイが飛び起きた

『死ぬｯｯｯ!!!、ってアサヒかよ』
｢お前こんな時間から寝るな｣

これでも色々あったんだぜ〜？、とマウントを取ってきた
なんだよこいつ

｢それやる｣
ﾎﾟｲｯとレイにナイフを投げる

『わっとっと…危ねぇなぁ』
｢あと、聞きたいことがある｣

自分で言うのもなんだが、珍しくレイに真剣にお願いをする

｢この世界について知ってること教えろ｣

『え、惚れ話ならいくらでもするぜ☆』
｢話聞いてたか、もういい｣

部屋を出ようとすると、嘘嘘!!分かってるって!!と嘆いた

｢ｯたく……｣

こんな奴に俺は頼らないといけないのか

レイがベッドから椅子に座り、足を組む

『さぁさぁ

どこまで知りたい？』