76話 ページ36
「だ、大輔さん、お願いします」
大輔の車に飛び乗ったAは焦った様子で言った
「はは、お疲れ様」
――――――――――――・・・・・
「あ、えっと、そこの道を右で、・・・・」
「・・・・・もしかして、あの大きな家？」
「アッ、ハイ、あの大きな家です」
「金持ちなんだね・・・・」
「いえ、ただ株で大儲けして大成功しちゃった、ってだけです」
「・・・・そっか」
「あ、ありがとうございました！！！
本当に助かりました・・・・・」
Aの若干疲れた表情
「うん、お疲れ様
また取材すると思うけど、その時はよろしくお願いします、ってことで」
ぽんぽん、とAの頭を撫でる大輔
「はい、よろしくお願いします!!!」
Aの笑顔が見れて満足だったのか、大輔も笑顔になって
『またね』、と言って車を走らせ、去って行った
「・・・・・いい人だったんだけどなぁ」
――――あの先輩方はなんだったんだ畜生
「そうだ、明日も音駒の方々に教えるんだった、
・・・・色々と勉強したりしなきゃ、」
ふぅ、と息を吐いて家のドアを開けたA
「ただいまー」
「ねぇA!! 予想当たってるよ!! すごい!!!!」
大きな声を出す母に鬱陶しさを感じたAは
母を冷たくあしらった
「よし売れ」「うん!!!!」
それは、母には意味がなかったようだ
またプルル、となる電話
「もしもし」
『いきなりすまない、烏野の澤村大地だ』
「!? ど、どうしました？」
いきなりの電話に驚くA
『明日の件なんだが、朝に一度烏野に来てくれないか、
そしたら合宿所に連れて行ける、し・・・・』
「その合宿所、ってどの辺にありますか？ 直接行きますよ？」
『場所としては、〇×当たりなんだが・・・・・』
「あ、近いですね、直接明日行きます」
澤村の失笑が聞こえる
『すまないな、』
「いえいえ、こちらもお世話になっているので全然気にしないでください」
『じゃあ明日、何時でもいいから頼んだ』
Aはにかっと笑って頷いた
「はい!!」
そこで電話は切れた
「おかーさーん、早くご飯食べてお風呂入って寝るわ、今日」
「・・・・うん、アンタ大変そうだねホント」
「うん、疲れ死ぬ」
祖母、祖父が笑みを浮かべている
「でも、毎日楽しいかなって
別にいっかなーって
・・・・・ご飯くれ!!!」
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南海(プロフ) - りゅうあさん» 初めまして!!! コメントありがとうございます(#^.^#) 前回から!!嬉しい限りです(/_;) フルートで熊蜂の飛行とかころすきですよね(笑) ありがとうございます!! 頑張ります!!! また見に来て下さい♪ (2015年1月6日 19時) (
レス) id: dbf632bbf0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうあ(プロフ) - 初めまして！前回から応援させてもらっています！とっても面白いです！私もフルート吹いているんですけど熊ん蜂の飛行ってヤバイですよね（笑）これからも頑張って下さい!! (2015年1月6日 18時) (レス) id: 91aca07ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南海 | 作成日時：2014年12月24日 22時
