【ﾊｲｷｭｰ!!】私は吹奏楽部です。

74話 ページ34

「「「「「ありがとうございました!!!!」」」」」


「いえいえこちらこそ!!!」



イカツイ男どもがそろってAに頭を下げるので、

Aと小鳥遊、大輔の3人は思わずぽかんとしてしまった



「玄関まで送ってくる」「ﾊ､ﾊｲ!!!」


「あれ、牛島センパイ、Aを玄関まで送るのは俺ですけど」

「・・・・・・・」

―――――どうせ俺、橘さんと一緒の方向なんだけどなぁ・・・・


見ていてなんだか可哀そうになってきた大輔は、

Aの肩をちょんちょんと叩いて耳打ちした



「いろいろ終わったら玄関においで、家まで送ってあげるから」



「あ、ありがとうございます!!」



思わず笑顔になるA




・・・・・・・それにむすっとする牛島と小鳥遊




「お、おぉ・・・・男の嫉妬は恐ろしいね」





「んじゃ玄関いこっか、A」

「お前は部活があるだろう」

「そーいう牛島センパイだって!! お互い様ってやつですよ」

「早く帰らせてください」



「「・・・・・・・」」





☆ ☆彡 ☆





「・・・・・・・・・・」




「「・・・・・・・・・・」」




今、3人はAを真ん中にして沈黙を突き通している




「・・・・・・・・はぁ」

―――――小鳥遊先輩あたり消え失せてくれないかな




「ホント、Aと二人っきりがよかったのになー」

「邪魔なのは俺ではなくお前だ」

「あれ〜？ 何言っちゃってるんですか〜？ 逆ですよ〜」




口を開けばこのように口喧嘩する次第




「・・・・・・帰りたい・・・・・」


「今帰ってるじゃんっ」「帰っている最中だろ」




「ソウデスネホントウニアリガトウゴザイマシタ」




「あああああああああああAが壊れたああああああああああああ!?」

「・・・・・・・、」

―――――Aの顔が・・・・・

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