67話 ページ27
そしてGW突入―――――
「うぅー・・・・緊張するなぁ・・・・」
Aは白鳥沢に向かっている最中だった
背中にはリュックをしょって、肩からはフルートを下げての
何とも言えない格好だった
Aが通っているこの道は、牛島が以前、この道を走っている、
と聞いて今日も会えるかもと思っているものだった
「・・・・・・、、」
――――なんか見られてる・・・・?
「ねぇねぇ、あそこの女子可愛くない?」
「青葉城西、だっけあの制服」
「あれなんだろう、楽器かな・・・・」
「めっちゃかわいいねー」
通りすがる人に2度見3度見されてはこそこそと話され、
Aにとっては居心地のいいものではなかった
後ろから誰かが走ってくる
「A、か?」
「! 若! ・・・・練習中?」
偶然にも牛島と会えたらしい
「・・・・これからウチで教えるのか?」
牛島の質問にニッコリ笑って頷いたA
「うん!! 一緒に走りたいなぁ・・・・でも今走れないや」
すると、突然歩き出した牛島
「どうせ俺以外はずっと後ろだ
・・・・行くぞ」
「!」
ちょっと驚くもすぐ笑顔になったA
「若はいっつも優しいなぁ・・・
橘さん嬉しい」
『むふ』、と笑いつつ言ったA
それを鼻で笑う牛島
「ふん・・・・」
―――――俺が優しいのはお前だけだ、なんて口が裂けても言えないな
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南海(プロフ) - りゅうあさん» 初めまして!!! コメントありがとうございます(#^.^#) 前回から!!嬉しい限りです(/_;) フルートで熊蜂の飛行とかころすきですよね(笑) ありがとうございます!! 頑張ります!!! また見に来て下さい♪ (2015年1月6日 19時) (レス) id: dbf632bbf0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうあ(プロフ) - 初めまして!前回から応援させてもらっています!とっても面白いです!私もフルート吹いているんですけど熊ん蜂の飛行ってヤバイですよね(笑)これからも頑張って下さい!! (2015年1月6日 18時) (レス) id: 91aca07ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:南海 | 作成日時:2014年12月24日 22時