転校してきた少女はガーディアンＰチェア

１５話 ページ19

家庭科室

亜夢「ねぇ。駄目じゃん!勝手に入っちゃ」

なでしこ「あら大丈夫!ガーディアンですもの!」

麗奈『出た権力者の発言』

なでしこ「さ!始めましょ!メニューはフルーツタルトで決まりね!麗奈ちゃんはマドレーヌ!」

麗奈『?どうして?』

亜夢「なんか全部勝手に決めてるし!」

なでしこ「辺里くん大好きなのよ。フルーツタルト。マドレーヌは私が大好きなの」

麗奈『あ〜！なるほど!ってなでしこマドレーヌ好きだったんだ!なんか以外』
でもそんなところも好き

なでしこ「あ〜!あと辺里くんのこと王子って呼ばないほうが良いわよ」

亜夢「えっ?」

なでしこ「さ!まずはバターを練り上げましょ!」
そしてあむはフルーツタルトを私はマドレーヌを作り始めた

麗奈『ふふっ…あむ楽しそう…』
あんなに楽しそうなあむ…初めて見たかも

レナ「麗奈ちゃん!あとはオーブンに入れて焼けるのを待つだけだよ!」

麗奈『ありがとう!レナ』
するとあむの方から焼き上げる音がした

亜夢「出来た!」

なでしこ「綺麗に焼けたわね!それじゃあ…次は中に詰めるクリームを作っちゃいましょ!あむちゃん先に進めておいて」

亜夢「えっどこ行くの?」

なでしこ「麗奈ちゃんと一緒に飾り付けのフルーツを取ってくるわ!行きましょ!」

麗奈『えっ!あっちょっと!』
そしてなでしこは私の手を取り歩き出した

麗奈『ちょっとなでしこ?一体どうしたの?』

なでしこ「あら今は二人よ?」

麗奈『はぁ…どうしたの?なぎひこ』

なぎひこ「ヘヘっ…二人きりになりたくて…だって全然二人きりになれないし…麗奈ちゃんあむちゃんばっかり…」

麗奈『全く…それはなぎひこも同じでしょ?私だって二人きりになりたかったよ…』

なぎひこ「!?麗奈ちゃん!ｷﾞｭ〜!」

麗奈『わっ!ちょっと!なぎひこ!落ち着いて!とりあえず離して!』

なぎひこ「嫌だ!ﾁｭｯ」
そう言うとなぎひこは私の頬にキスをしてきた

麗奈『!?ちょっとなぎひこ!』

なぎひこ「口は…いつかね」

麗奈『もう…///バカ…ほら!早く戻ろ』
すると家庭科室から声が聞こえた

なでしこ「そこまでよ!その子から離れなさい!」

イクト「ふっ…」

亜夢「うわ〜!わ〜!」

麗奈『あむ大丈夫?』

亜夢「う…うん！」
私なにやってるんだろ?!

なでしこ「てまり!キャラチェンジ!」

てまり「はいな!ちん!とん!しゃん!」

なでしこ「おぉらぁぁぁ！！」

亜夢「えぇ!!なでしこさんってそういうキャ
ラ!?」
するとあむが作ったタルト生地が落ちそうになった

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