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002 レトルト 「久しぶり！」 ページ3
空港に着くと、たくさんの椅子が並ぶ待合室のような所に走った。
「…琉麻？」
その椅子の一つに座っている、以前の茶髪から黒くなり、胸まではあった髪がさらに伸びていると思う人物。
その人物は、俺に気付いたらしく、荷物を持って俺の方にやってきた。
「怜っ、久しぶり！ 元気だった…って、ちょっ」
俺は琉麻に抱きつく。
そして、自然と涙が出てきた。
「会いたかったよぉ…」
「…ごめんな」
すると琉麻は頭を撫でてくれた。
久しぶりに聞いた琉麻の声は、疲れきっていた。
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作者名：みけ | 作成日時：2015年7月26日 21時
