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伏黒 side
あの日から毎日一緒に高橋と帰った
呪術高専は他の高校に比べたら受験勉強もそこまで頑張る必要もない
その分、放課後は五条先生に稽古してもらっている
「いいね、A！
学習能力高いし対応も速い。才能あるよ」
『でしょ！伏黒！今の見てた？！』
「見てなかった」
『いや見てろよ！』
術式だってすぐ使えるようになったし呪力も教える前から既に一定。
呪術師は才能が8割、っていうけど完全に持ってる側だ
．
．
…
休憩時間、五条先生は電話していて2人きりだった
「お前んち親は？」
進学のこととか説明しにくいだろ、と付け足す
『あー。私が4歳ぐらいの時に死んじゃった』
「…悪い、変なこと聞いた」
『いーよ。あんまり親の記憶ないし
…でも今思えばさ、呪いが関係してるのかも』
「呪いが？」
『うん。私さ、血が出ても骨折しても言われるまで気付かないんだ
痛みを感じないってゆーの？生まれつきね
痛くなくていいじゃんって言われるけど出血多量で気付かないうちに死ぬとかある訳じゃん？怖いよね〜
それで子供の時とかすごい怪我してて。あ、多分この腕もその傷跡なんだけど』
高橋が袖をまくって出てきたのは、
「…！！」
『いやただの傷跡だから気のせいなんだろうけどさ？年々酷くなってる気がするんだよね』
高橋が傷跡、と呼ぶそれを見せられた瞬間
彼女の呪力が格段に上がったのがすぐにわかった
呪われた、というよりは天与呪縛か…？
痛みに関する感覚を無くす代わりに、腕の傷を相手に見せることによって呪力が底上げされる＿＿＿＿とか
『この傷が濃くなってから腕出してると何故かいっぱい呪霊が寄ってきちゃって。
そのせいで私以外の家族殺されちゃったの』
それからずっと長袖だよ〜あっついけど！
って明るくて言う高橋。
…でもその時は辛かったんだろうな
．
「…もう大丈夫だから」
『え？』
そして無意識に俺は高橋の手を握っていた
．
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匿名 - コメント失礼します…プリ小説でこちらの作品とそっくりな小説が投稿されたます…(https://novel.prcm.jp/novel/vflN8VnlmvUNZ1SpH6WO) (10月15日 19時) (
レス) id: 53c4946040 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 面白かったです！ あと、エンディング見直してみたらたしかに「あー」ってなりました！ (2022年2月24日 21時) (レス) @page27 id: f2a8fdc3e4 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - 朧さん» 読んでいただいてありがとうございます！！続編書きましたので是非〜！！ (2021年1月19日 23時) (レス) id: d5ca612ef2 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - 本家永久丸水産さん» ありがとうございます！！続編も出ておりますので是非〜！！ (2021年1月19日 23時) (レス) id: d5ca612ef2 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 初めまして！『犬派なんだね伏黒くん』を書いて下さり本当にありがとうございます！とっても良い作品でした。ｱﾜﾜﾜﾜとなりましたwめっちゃ良かったです！続きも書いてくれたら嬉しいなと思っています。よろしくお願いしま。^∀^ (2021年1月19日 23時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむだんご
| 作成日時：2021年1月5日 22時
