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『久しぶり!』
こっちに向かって歩いてくる伏黒に手を振る
『元気だった?
電話一回もかけてこないから心配したんだけど〜』
「それはお前もだろ」
冬休みは事あるごとにかけてきたくせに、と付け足されニヤける
『なに?寂しかった?笑』
「っ、は?!ちが…!」
『照れなくてもいいよ、ツンデレの伏黒クン♡』
肩に手を回すと、だからそういうのやめろ…って顔を赤くする
いつイジってもイジリ甲斐があるね。
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そんないつも通りの感じで雑談していると、久しぶりに話したせいもあってあっという間に川原に着いた
『今日も彼らは元気だねえ…』
走りまわる二匹を見て頰が緩む。可愛い
「…ていうかさ」
『んー?』
「お前とハッキリさせなきゃいけない事がある」
『…あー...私も君に聞きたいことあるかも」
なんだろう、この雰囲気。
同じ内容な気がする
「?じゃあ高橋から、」
『いや伏黒の話からでいいよ』
そう伝えると彼は少し黙ってからわかった、と言って私を見つめた
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「お前が好きだ」
『…………え?』
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思わず固まってしまう。2分くらい
痺れをきらした伏黒が話し始める
「…返事は別に急がないから」
『いや、違うの。告白に驚いてるんじゃなくて。
伏黒が私のこと大好きなんて知ってたし、
私も伏黒のこと好きだし。』
「は?」
『ただ私が思ってた内容と話すこと一緒だと思ってたら全く違いすぎて』
「…なんの話しようとしてたんだよ」
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『…結局伏黒ってなんの動物が一番好きなの?って話』
「…そんなことかよ……」
『そんなことってなに!!重要でしょ!!!』
分かってないな!!と怒ってたら、いきなり彼に手首を引き寄せられて抱き締められる
「そのくらいこれからいくらでも教えてやるよ」
「だから、俺と付き合って欲しい」
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『………いいよ、キザな伏黒も嫌いじゃないし』
「…キザって言うな」
『そのくせにすぐ顔赤くなる所もかわいくて好き』
「マジでやめろ」
『あとね、他に好きなところはね、』
「もう分かったから。」
こうして、
元学校イチの問題児 伏黒くんと
ちょっと変わってる女の子 Aちゃんは
お付き合いしましたとさ。
終
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匿名 - コメント失礼します…プリ小説でこちらの作品とそっくりな小説が投稿されたます…(https://novel.prcm.jp/novel/vflN8VnlmvUNZ1SpH6WO) (10月15日 19時) (レス) id: 53c4946040 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 面白かったです! あと、エンディング見直してみたらたしかに「あー」ってなりました! (2022年2月24日 21時) (レス) @page27 id: f2a8fdc3e4 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - 朧さん» 読んでいただいてありがとうございます!!続編書きましたので是非〜!! (2021年1月19日 23時) (レス) id: d5ca612ef2 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - 本家永久丸水産さん» ありがとうございます!!続編も出ておりますので是非〜!! (2021年1月19日 23時) (レス) id: d5ca612ef2 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - 初めまして!『犬派なんだね伏黒くん』を書いて下さり本当にありがとうございます!とっても良い作品でした。アワワワワとなりましたwめっちゃ良かったです!続きも書いてくれたら嬉しいなと思っています。よろしくお願いしま。^∀^ (2021年1月19日 23時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年1月5日 22時