五条悟はオトしたい

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いつの間にか意識を失っていたみたいで


病院の独特な匂いに目を覚ます




「A！！」






『…悟くん』




「もーなにやってんの…

マジで焦った、」





なにがどうなったらそんな姿になるわけ？って半分怒ってるみたいに聞いてくる





『車で恵くん待ってたら急に襲われて、戦うしかなかったから』




「そうやって無理するからこんなに怪我したんでしょ。僕に連絡すればよかったじゃん」




『でも任務の邪魔しちゃうかと思って、』





「任務なんてすぐ終わらせられるし、

僕 Aを守れるくらい強くなったつもりなんだけど」




『…そっか笑』




「笑ってる場合じゃないでしょ…

左腕骨折してるし頭何針か縫ってるんだから」




『どうりで痛いわけだ』




「…馬鹿、心配かけさせやがって」




『ごめんごめん〜笑』






「ちゃんと元気な顔見せてよ」




ゆっくりと目隠しを外した彼と目が合って、

綺麗なお顔にドキドキしてしまう







「…マジでムカつく。

こんなボロボロのお前もう見たくなかったんだけど」





いつもより悪い口調とは裏腹に

頰の傷を悟くんの手が優しく触れる






『でも…逃げたくなくて』




「…どういうこと？」







．









．









．








『私、悟くんのことが好き』




．

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