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後部座席を占領し、気持ち良さそうに眠るAさん。
運転しながら何か考え事をしている五条先生。
そして、助手席で未だに心拍数が下がらない俺。
走り出して数分、車内は微妙な雰囲気の中ハッキリさせておこうと口を開く
「俺、Aさんのこと好きです」
「…………まじ?」
「…まじです」
そっかあ…となんとも言えない反応をする五条先生。
俺は話を続ける
「負ける気、ないんで」
「っはは笑 僕もだよ」
そこで丁度高専の前に着き、自分だけ降りるとAさんと五条先生を見送って寮に帰った
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…
五条 side
「事故るかと思った……」
平常装ってたけど恵が先輩のこと好きとか全然気付かなかったし、僕が先輩のこと好きなのも気付かれてると思わなかった。
…ライバルは思ってたよりずっと面倒な相手らしいね
「先輩ついたよ」
『ん…』
「A先輩、鍵どこ」
『うん、』
「うんじゃなくて。…しょうがないなあ」
呼んでも呼んでも起きないから 仕方なくバッグの中から鍵を探し、お姫様抱っこして家まで運ぶ
うわ、なんか彼氏みたいじゃない?
僕達結構お似合い?
…いや、今は先輩を家に帰してあげないと
「たしかここだったよね」
爆睡してて返事がないので、緊張しつつ鍵を差し扉を開ける
…先輩の家だ。
前に一度だけ来たことがある、先輩の家。
そして彼女を抱えたまま寝室に行き ゆっくりベッドに降ろす
『ん…ふふ』
眠っているけど柔らかく笑う先輩。
「楽しい夢でもみてんのー…?」
その白い頬に触れようとした時 聞こえた名前に手が止まった
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『……とうじくん、』
___恵。
僕らにはもっと別な強敵が居るみたいだね
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きむだんご(プロフ) - 美園さん» ありがとうございます〜!! (2021年3月13日 13時) (レス) id: e8672fdeaa (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - 恵!可愛いいなおい!夢主ちゃん好き!がんばってください! (2021年3月13日 8時) (レス) id: 0b7aaa97b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年3月9日 23時