貴方の一番【呪術廻戦】

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突然かかって来た電話にせっかくの焼き立てで美味しい肉と恵を置いて席を外した



『もしもし』


「先輩今どこ？」



電話の相手は五条。



『どこって…昨日言ったじゃんデートだって』


「は、まだ外居んの？もう20時だけど」


『まだ、20時でしょ？それより用件は？』






「…迎え行く。どこ」




『ほんと？！』



迎え来てくれるってことはお酒飲めるってこと…

ラッキー、気利くとこあるじゃん。



『恵比寿の焼肉屋。一時間後で！ありがとね！』


「ちょ」




強引に電話を切ると席に戻り、ワインを頼む





『わ、恵！！ホルモン丸焦げ！！！』


「、え？…あ、すいません」


『ちょっと…最近大丈夫？疲れてるんじゃない？』


「いや、よそ見してただけなのでほんと気にしないで下さい。…それより電話大丈夫でしたか？」


『そう？あっ電話ね、五条からだったよ』



五条先生？と恵が聞き返す



『うん、なんかよく分かんないけど迎え来てくれるらしいよ。だからお酒飲んじゃおっかな〜って！』



そこにタイミング良くワインが運ばれてきてテンションが上がる。


お酒は強くないけど昔から大好きだったから、介抱してくれそうな大人がいる時は飲んじゃうんだよな〜






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…




『おかわり頼んじゃお！』


「……酔ってます？」


『んーん、恵も飲む〜？』


「教師が未成年に酒勧めちゃだめでしょ」



そろそろ行きますよ、と恵に催促されて若干フラついた足でお店を出る

ちなみにスマホの充電は数分前に切れた



『恵、恵、離れたら危ないから手繋ご〜』


「昔みたいなこと言わないで下さい、」



今はアンタが危ないので繋ぎますけど……と繋いでもらった右手をブラブラ前後に振る



『五条がいればね、じゃーんぷってやつできたのにね！』


「だから、それは昔の話……「先輩！！」




噂をすれば、というやつでちょうどそこにサングラス姿の五条が現れた






「…え、恵……？」


「車どこですか？Aさん多分限界です」









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