56:呪詛師 ページ18
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釘崎 side
「触んな!!!」
誰かに掴まれて結界の外に引きずりだされる
「これは失礼、人違いでした」
人違い…?誰とだよ。
そもそもこいつ呪霊?呪詛師?
この異臭はなに…?
「我々兄弟に課せられたお遣い…その中に呪術師殺しは含まれていない
大人しく退けば見逃しますよ。お嬢さん」
「お遣い…?」
「?てっきり同じお遣いかと」
さっきからマジでなんなんだよこいつ、
そう思っていると急に大きな気配が現れる
宿儺の指…あの結界から出たのか
まって、もしそうだとしても指の…特級相当の呪霊とやり合って無傷で済むわけないでしょ
無事かしら、アイツら
「失言。私が言ったことは忘れてください」
こっちに顔を見せながら後ろ走りするこの男。
…指のところに行く気か!!
しかもさっきの " 人違い " ってのが引っかかる。
「ナメた走り方しやがって…
そんなんで振り切れると思ってんの?」
「…実は私、自分の背中がコンプレックスでして」
「は?」
「警告です。私の背中を見たら殺しますよ」
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「あ 釘崎」
「あ 兄者」
『野薔薇!!』
「み、見たなあぁぁぁあ?!?!!」
…タイミングがいいんだか悪いんだか。
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…
A side
「殺す!!!」
「釘崎!あの血触んなよ!!」
野薔薇と合流できたのはいいものの状況は最悪、
3人並んで全速力で走る
…でもこれじゃ間に合うか危うい。
「オマエら、もう少し速度上げられ…」
『二人共。痛かったらごめんね』
「え?」
野薔薇と悠仁の体に手の平で触れると 指を鳴らして術式を発動する
…うまくいった、二人はギリ射程外に吹っ飛ばせた
「あなたが…」
攻撃をやめて私を凝視するこの男。…呪詛師かな
「探しましたよ。一緒に来てもらえませんか?」
『え…?やだ』
「…ならば力尽くで」
しくった。悟先生に一人になるなって言われたの忘れてた
ここで拐われるより一旦二人と合流した方がいいな、
でもこの足の遅さでこいつ振り切れるわけないし…
『…ああ!いい事思いついちゃった〜』
「?」
刀を鞘から抜いて刀身に触れる
『いけ!んーと...
高橋号!!』
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Koharu(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こういうのを求めてました!よければまたいつか更新して頂きたいです! (1月20日 13時) (レス) @page36 id: 6d361b0b5a (このIDを非表示/違反報告)
氷姫 - スッゴいこの作品好きで、大分前からみてます!応援します! (2022年10月29日 10時) (レス) @page36 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
ま - 初めてまして!コメント失礼します。私は伏黒恵くんの夢小説は初めて読んだのですが貴方様のおかげで一気に沼りました!どうか、ずっと待っている読者様のために続きを書いてくださることを願います。 (2022年9月18日 23時) (レス) @page34 id: 64c6fd4413 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - めちゃくちゃ面白いので更新再開して欲しいです!! (2022年2月12日 6時) (レス) @page36 id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - すごくおもしろいです!続き楽しみにしてますね♡ (2022年1月24日 10時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年2月5日 23時