41:特級呪霊 ページ3
.
…
「 " 眠れ " 」
『さすが先輩、あったまい〜』
そう言いながら私は目の前の呪霊を刀を使って祓う
電話で相手を眠らせるなんて簡単だけど思いつかなかったな
そして刀を振ってひと息つくと、視界の端に居た先輩の様子がおかしいことに気付く
『?どうしたんで…
!!』
振り返った先には悟先生より大きいんじゃないかと思うほど背が高くて呪力が濃い呪霊がいた。…特級レベル、
こんなの交流会に居ていいの…?
京都校側が対悠仁殺しに放ったとか?
いや、私こいつの顔どっかで…
「すじこ!」
先輩の声に反応して慌てて腕に掴まると、地面が盛り上がってその勢いと爆風で建物の屋根の上に吹っ飛ばされる
『…っあ思い出した!!こいつ、悟先生が言ってた未登録の特級呪霊だ…!』
あの微妙にヘッタクソな絵でもわかるくらい見た目が似てる!!
「狗巻先輩!A!」
名前を呼ばれてその方向に視線を移す
あそこにいるの…伏黒と京都の人!!
降りる時間ないし攻撃迫って来てるしどうしたら…
「 " 逃げろ " 」
その声が聞こえて迷う間もなく、先輩の言霊通り私は走り出した
.
.
…
下に降りてすぐに伏黒達と合流した
「ツナマヨ」
「そうですね、五条先生に連絡しましょう」
『私がかけるよ』
スマホを開いて " 五条悟 " の文字をタップする
「…君らは彼が何を言ってるのか分かるのか?」
「そんなこと今どうでもいいでしょ。
相手は領域を使うかもしれない、だったら距離を取って早く五条先生のところまで…」
空気が一瞬でピリついた。
速い、いつの間に後ろに…?
「 " 動くな " 」
棘先輩が止めてくれてる間にとりあえず袖を捲って左腕の呪力を解放し、刀を抜く
『…私のスマホぶっ壊しやがって…まだローン残ってんだけど!!』
連絡取れないしどうしてくれんの!!!
その時、
" やめなさい、愚かな児等よ "
『…?!』
えっこの呪霊会話できんの?!
喋ってることは分かんないんだけど意味は理解できるっていうか…なんか…
「気持ち悪ィな…!」
よく言ってくれた伏黒!!
『でも児等ってなに?!』
「「「…」」」
『おっけ、ちょっと黙ってる…』
その後も呪霊は色々話してたけど私には全く理解できなかった
難しいんだよ。賢者ってなに?
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Koharu(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こういうのを求めてました!よければまたいつか更新して頂きたいです! (1月20日 13時) (レス) @page36 id: 6d361b0b5a (このIDを非表示/違反報告)
氷姫 - スッゴいこの作品好きで、大分前からみてます!応援します! (2022年10月29日 10時) (レス) @page36 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
ま - 初めてまして!コメント失礼します。私は伏黒恵くんの夢小説は初めて読んだのですが貴方様のおかげで一気に沼りました!どうか、ずっと待っている読者様のために続きを書いてくださることを願います。 (2022年9月18日 23時) (レス) @page34 id: 64c6fd4413 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - めちゃくちゃ面白いので更新再開して欲しいです!! (2022年2月12日 6時) (レス) @page36 id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - すごくおもしろいです!続き楽しみにしてますね♡ (2022年1月24日 10時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年2月5日 23時