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翌日の夜。
試作品は悠仁に食べてもらって、
「めっちゃ美味い!!えっこれAが作ったの?!すげえな!!」
…ってな感じで褒めてもらえたから大丈夫だと思う
さすがに料理も慣れてきて怪我もしなかったし。
深呼吸してから伏黒の部屋の扉をノックする
「はい」
『伏黒くんの可愛い可愛いAちゃんでーす』
「…はい」
めんどくさ、みたいな顔して扉を開けてくれた伏黒。
もうちょっと嬉しそうにできないのかなこの人は…
「なに?」
『これ。ピアスのお返し』
お菓子の入った紙袋を押し付ける
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その袋を開けるとうまそう、って目を輝かせる彼
私が作ったのは無難にクッキー。
『食べていーよ』
「…うま……なに、生姜?」
『正解!ジンジャークッキーね』
好きな食べ物、確か生姜って言ってたなと思って。て言うと伏黒はお菓子を食べながら頷く
『ね、一個ちょーだい』
「やだ」
『…は?私が作ったんだけど』
「味見で食ったろ」
『たべたけど!一個くらいくれても…』
「俺のために作ってくれたんだろ、お前にはやんねえ」
ツーン、という効果音が聞こえてきそうな顔される
…なにその意味わかんない意地の張り方。かわいいか
『じゃあ明日任務だし…もう寝るから、じゃあね』
「おう。ありがとな」
『…えっと』
「?」
『これからもよろしく、…恵』
じゃあ、と恥ずかしさを隠すように伏黒に背を向けて歩き出すと 後ろから抱きしめられる
『かっこよく去らせてよ恥ずかしいから…』
「可愛いから無理」
『サラッとそういうこと言うのやめて』
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Koharu(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!こういうのを求めてました!よければまたいつか更新して頂きたいです! (1月20日 13時) (レス) @page36 id: 6d361b0b5a (このIDを非表示/違反報告)
氷姫 - スッゴいこの作品好きで、大分前からみてます!応援します! (2022年10月29日 10時) (レス) @page36 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
ま - 初めてまして!コメント失礼します。私は伏黒恵くんの夢小説は初めて読んだのですが貴方様のおかげで一気に沼りました!どうか、ずっと待っている読者様のために続きを書いてくださることを願います。 (2022年9月18日 23時) (レス) @page34 id: 64c6fd4413 (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - めちゃくちゃ面白いので更新再開して欲しいです!! (2022年2月12日 6時) (レス) @page36 id: 64bb885ea9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - すごくおもしろいです!続き楽しみにしてますね♡ (2022年1月24日 10時) (レス) id: b67279cd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年2月5日 23時