37:だいすき ページ37
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「なんかあった?」
『なんかなきゃ二人になりたいって言っちゃだめ?』
「…いや、」
『心配しないで、気分だよ気分。
伏黒と二人になりたい気分だったの〜』
石ころを蹴りながら夜道を歩く
「A」
『んー?』
「手」
『…へへ、笑 しょうがないなぁ』
差し出された彼の左手に指を絡める
みんなの前では名字だけど、二人の時は名前で呼んでくれるの
これが特別感あって好きなんだよね。
でももうちょっと一緒にいようって言った理由はこれじゃなくて、
『…明日さあ、交流会じゃん』
「そうだな」
『…めっちゃ可愛い女の子とか居たらどーする?
それで、告白とかされちゃったら』
「は?」
なんだよその質問、とでも言いたそうな顔で見られる
「…別にどうもしねえ」
『ほんと?』
「そんなこと気にしてたのかよ」
『いやだって呪術師って美人多いから…』
「…お前やっぱなんかあったろ、
自信無いとか変だし」
『まあ…でもそんな大したことじゃないよ』
「大したことじゃなくても悩んでんなら言えって」
『…うーん』
そんなに言うなら…と意を決して言う
.
『………太った。』
.
「…そんな分かんないけどな」
『なんで分かんないの?!いや分かんなくていいんだけど!!!』
気にするほどじゃないって言ってるのか私のこと見てないって言ってんのか…
『はあ…悟先生とスイパラ行ったのが間違いだったんだ…』
「…スイパラ?」
『あれ?言ってなかったっけ』
「聞いてねえ」
そうだ、あの頃任務続きであんまり会えてなかったから言い忘れてたんだ
『伏黒って嫉妬とかしないからいいかなって…』
これはさすがに『…ごめん』って謝る
反応がない。…怒ってる、?
『聞いてる?今度からちゃんと言うし…』
「…前から思ってた、
五条先生と距離近すぎ。うぜえ」
『え、』
「本当はお前が男と二人で出かけるとか無理」
『…伏黒?』
「…誰も嫉妬してないなんて言ってねーよ」
こんなに余裕なさそうな顔初めて見たかも。
石を蹴るのをやめて立ち止まる
『いつもこのくらい正直に言ってくれればいいのに』
「…うるせえ」
『こっち向いて』
向かい合ったものの目線は合わせてくれない彼の頰に両手を当てて背伸びする
「、は?!」
大好きって言う代わりにちゅーしてやった
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きむだんご(プロフ) - ヨッシーさん» ありがとうございます!誤字が多くて申し訳ないです、、 (2021年2月6日 18時) (レス) id: e8672fdeaa (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - ナナミンの名前は「健人」じゃなくて「建人」ですよ〜 (2021年2月6日 13時) (レス) id: 27fe15ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - れいなちゃんさん» 絶対いい匂いですよね…私も着てみたいです( (2021年2月3日 18時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
れいなちゃん - 恵が名前呼んでくれたぁ!!!えカッコよすぎません?!あのタイミングで名前呼びはズルすぎでしょっ……………恵のジャージ着れるなんて!絶対にいい匂いしてるよ…あやつは笑笑 (2021年2月3日 13時) (レス) id: a79009fc6c (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - むさん» 読んでいただけて嬉しいです!!ありがとうございます…! (2021年2月3日 2時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年1月16日 0時