32 ページ32
.
気が付いたら高専にいて、目の前には伏黒がいた
…私どうやってここまで来たんだっけ
「…!どうしたんだよそれ」
『大丈夫、私は怪我してないから』
暑くて制服を前開けしていたせいで真っ白なブラウスが血で赤黒く染まっている
「んなこと言ったって…」
『…大丈夫だけどさ。疲れた』
倒れるように全体重を彼に預ける
不思議だね、伏黒の顔見たら安心して一気に力抜けた
『むり。もう歩けない。』
「…仕方ねえな、」
そういうと私を軽々お姫様抱っこする
『ちょっと待って、ここまで頼んでないんだけど!!』
「じゃあ他にどうしろって言うんだよ」
『そっそうだけど…でもやっぱいい!恥ずかしすぎる無理!』
「大人しくしてないと落ちんぞ」
『うっ……はい』
誰かに見られたら…とか思ったけど落ちる方が怖かったので私は静かに彼の首に手を回した
.
.
…
『重かったよね、ありがと』
「別に全然」
私の部屋のベッドまで運んでもらった。
明日までにこの体のバキバキ治るかな…
「…なんかあったのか?任務で」
『あ…ゆかちゃんのこと、守れなくて』
「 " ゆかちゃん? " 」
今日のことを思い返すようにゆっくり話す
『まだ小学生だったの。お母さんのこと大好きでさ、
好きな食べ物はお母さんの手作りハンバーグ』
「…」
『…私がもっと強かったら死なせなかったのに』
悠仁も…と思わず本音が溢れる
「なら頑張んねえとな」
『え?』
彼の口から出た意外な言葉に驚く
「強くなって、今まで助けられなかった分まで人を助ければいいだろ」
「ずっと暗い顔してても虎杖もその子も喜ばねえよ」
『…そうだね、
さすが伏黒。あったまい〜!』
「…無理すんなよ」
明るく言う私に心配そうな目をしながら微笑む伏黒。
この世で三番目くらいに顔がいいと思う
あっちなみに一番は憂太先輩、二番は悟先生ね
『安心して。好きなのは伏黒だけだよ』
「?知ってるけど」
…君最近強気だね?
.
2849人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きむだんご(プロフ) - ヨッシーさん» ありがとうございます!誤字が多くて申し訳ないです、、 (2021年2月6日 18時) (レス) id: e8672fdeaa (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - ナナミンの名前は「健人」じゃなくて「建人」ですよ〜 (2021年2月6日 13時) (レス) id: 27fe15ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - れいなちゃんさん» 絶対いい匂いですよね…私も着てみたいです( (2021年2月3日 18時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
れいなちゃん - 恵が名前呼んでくれたぁ!!!えカッコよすぎません?!あのタイミングで名前呼びはズルすぎでしょっ……………恵のジャージ着れるなんて!絶対にいい匂いしてるよ…あやつは笑笑 (2021年2月3日 13時) (レス) id: a79009fc6c (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - むさん» 読んでいただけて嬉しいです!!ありがとうございます…! (2021年2月3日 2時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きむだんご | 作成日時:2021年1月16日 0時