犬派なんだね伏黒くん２

29：大親友 ページ29

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「7分遅刻！！！」



『ごめん……』





あの後私も二度寝しちゃって、野薔薇と買い物行く約束してたのにすっぽ抜かすとこだった。


まじで危ねー...





「…遅刻した分私のジャージ選び、とことん付き合ってもらうからね！！」



『それはもちろんお任せください…』









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そして買い物もひと段落した私達はカフェに入った





「何頼む？」



『このストロベリーパフェ！！』



「あんたほんと甘党ね…」



『まあね〜。悟先生のスイーツ巡り付き合ってたら自然とってやつだよ』



「ああ、それでその遅刻する悪癖まで似たってわけ」



『…ごめんって』



それに今回の寝坊に関しては伏黒のせいだし…と零す



「伏黒？」



『…あ』



言ってしまったと思った頃にはもう遅い




「その話、詳しく聞かせなさい。」



妖しい笑みを浮かべた野薔薇に死ぬほど質問攻めされた。









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「あのクールぶってる伏黒が走って会いに来るなんてね…想像つかないわ」



『極度のツンデレだからね』




まあそこも好きなんだけど、なんていいながらパフェを口に運ぶ






「てかAって基本男子も女子も下の名前で呼ぶのに伏黒だけ名字で呼ぶわよね？なんで？」




『…あー初めて話した時ね、伏黒の下の名前ど忘れしちゃって思い出せなくてさ』




「(…あいつさては中学で相当な隠キャだったのね)」



『急に呼び方変えるのも変じゃん？だからずっと伏黒って呼んでるの』




「で、その伏黒と昨日寝たってことね」



『言い方！変なことはしてませんー。』



「当然。してたら私がとっくにあいつぶっ飛してる」




野薔薇優しいすき〜♡、なんて話してるとあっという間にパフェを食べきった




『じゃあそろそろ高専戻りますか〜...』




「そうね。明日からクソ可愛いおろしたてのジャージ着て鍛えるんだから！！」




『私と色違いのね♡』






目を合わせてひひ、と笑い合うと、私達はカフェを出た









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