犬派なんだね伏黒くん２

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『言ってなかったっけ？』




ハンバーグを口に運びながらそう言うと、聞いてないわよ！！って野薔薇に怒鳴られる




そっか、女の子の友達なんてできたの初めてだから気にしてなかったけど普通恋バナとかして盛り上がるものなんだっけ。




「前々からおかしいと思ってたけど…あんたは誰とでも距離感バグってるからそうかと思って…あー完全にやられたわ」



「二週間も俺らに隠してたのかよ…伏黒もそうならそうって言えよな！！！友達じゃん！！」



「言おうとしたんだよ」


「言わなきゃ意味ねーだろ？！」


「っそれはお前が遮るから…」



『ま、みんな落ち着いてご飯食べなよ〜』




「「誰のせいでこうなってんだよ！！」」






え、なんか怒られた。なんで？








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ようやく落ち着いた二人が何か言いたそうに私たちの顔を交互に見てくる




『…なに？』



「黙ってた代わりに惚気話でも聞かせなさいよ。」


「そーだそーだ。」


『え〜...聞きたい？♡』


「別に俺は黙ってたわけじゃ…」


「文句あんのかコラ！！たかが伏黒のくせに私のAとりやがって！あ"ぁん？！」


「お前のじゃねえよ」


「黙れよ！！こいつは俺のだよ渡さねえって？！？」


「そんなこと言ってないだろ」


「…あ！だから今日あいつはいつも可愛いよって、」


「ちょばっっっっ、かお前黙ってろ…！！」




急いで悠仁を止める伏黒。

…え、なにその反応




『悠仁〜詳しく聞かせて♡』


「面白そうなネタ持ってるじゃない♡」



「…はあ……」






本日一番の被害者。


伏黒。








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…





少し話し込みすぎたけどお昼を食べ終えて買い物に行く



「見てこの服、ちょーーーかわいいんだけど！！」


『ほんとだかわいー！！でも野薔薇はこっちの方が似合いそうだな〜』


「それも買うわ」


『え、即決？！』


「ふっふっふ…買い物ってのはね、勢いと決断力が重要なのよ！！」



『なるほど…じゃあ私も野薔薇とおそろいの服買っちゃお〜〜』



「ちょっと伏黒…やっぱりこの子私に寄越しなさいよ…」



「…無理」



「はあ？！」



『まってやめて急に素直になるの…』




「A照れてる〜！！」




『むり見ないで恥ずかしいからまじで』









こんな感じで私達はそれなりに仲良く休日を過ごした





だからその分 離れるのが辛いなんて今まで考えもしなかったんだ。









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