犬派なんだね伏黒くん２

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人の顔見てため息ついたんだけど…って唖然としてる私と悠仁を置いて伏黒が話を進める





「これからどっか行くんですか」



「せっかく一年全員揃ったんだし…

そりゃあ行くでしょ。東京観光」




「え…」



TDL！中華街！と騒ぐ二人に苦笑いする



『馬鹿だねえ…

ディズニーは大阪、中華街は横浜県でしょ笑』


「…千葉と神奈川だよアホ」



『え』



「それでは行き先を発表します！」




嘘でしょ。横浜って県じゃないの…？




「六本木！」








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…






六本木…とはいっても連れて来られたのは近くに霊園がある廃ビルだった。





「やっぱ墓とか出やすいもんなの？」


「墓地っていうより墓地＝怖いって思ってる心の問題だよ」


「は？こいつそんなのも知らないわけ？」




呆れる野薔薇ちゃんに伏黒がこの間のことを説明する




「特級呪物を食べた？！きっっっしょ！！！衛生観念キモすぎ！！無理無理無理！」


「んだと！！」


『でもどんな味かはちょっと気になるよね』


「はあ？！気になんないわよ頭おかしいでしょどいつもこいつも！！」


「同感。」


『いや食べたことない物に興味持つのは普通でしょ！！』


「お前が話すと話がズレるから静かにしてろ。」


『はーい…』





ようやく落ち着いた私たちに悟先生が話し始める



「まあこれは実地試験みたいなもん。

悠仁、野薔薇 二人で中の呪霊祓ってきて」



そう言いながら悠仁に屠坐魔(とざま)を渡す先生。



あ、私がこの間使ったやつ




「あと宿儺は出しちゃダメだよ。
周りの人間にも被害が出るからね」



「おー、わかった」




「…ダッサ」








なんか早速仲悪そうだけど大丈夫かな…









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…





『先生、やっぱり私行ってこよっか』


「いや俺が行く」


「二人とも無理しないの。病み上がりなんだから」




「…でも虎杖は要監視でしょ」


『なんで？』






悠仁のことはざっくりとしか説明されてなくて未だによくわかってない






「宿儺に乗っ取られたら危険だろ」


『え、指食べたらオジサンに体乗っ取られんの…』


「ついでに死刑まで決まっちゃってるからね〜」


『死刑？！』


「そ、今は執行猶予ってところかな」



『………もう食べたいなんて言わないです』






…まあそれに今回試されてるのは野薔薇の方だしね。と話を進める先生と伏黒で、二人の帰りを待った









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