10:憂太先輩 ページ10
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…
『ゆうたセンパイ行かないでええええええ…』
「憂太、制服にAの鼻水ついてんぞ」
「えっ?!」
「明太子」
「号泣じゃねえか笑」
憂太センパイが明日から海外出張で当分帰ってくる予定がないとか言うから急いで送別会を開いた。
先輩とはまだ1ヶ月と少ししか過ごしてないけど
短期間で仲良くなりすぎたせいかお別れが辛い
憂太センパイは、前は私と同じで呪いを封印しながら戦ってた…っていう共通点もあって体術のときとかも色々教えてもらってたし、
なにより二年生の中で一番仲が良かった
『私…一生センパイのこと忘れませんからぁ…』
「死ぬ前提にされてんぞ憂太」
「しゃけ」
「いやまってまって死なないよ!!
……とは言い切れないけど…」
泣き喚く私に目を合わせて手を握る
「…絶対また会おうね、Aちゃん」
優しく笑う憂太センパイ。やっぱりお顔タイプだ…
『当たり前でしょ馬鹿なんですか…』
「ば、ばか?!」
「悟ー!憂太がA泣かせたー!」
「え!ちょっとなにしてんの〜!!」
「あ、ちがいます!!ちがくないけど!」
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…
伏黒 side
「伏黒くん」
「…乙骨先輩」
送別会もひと段落つき、Aは泣き疲れて眠っていた
「ごめんね、さっき流れでAちゃんの手なんか握っちゃったけど…」
「気にしてませんよ。涙と鼻水垂れ流しながら先輩に抱きついてたのあいつの方ですから」
「はは、笑 それもそっか…」
そして渡されたオレンジジュースをお礼を言ってから受け取る
「僕ね、陰ながら勝手に二人のこと応援してるんだ笑」
「…ありがとうございます」
五条先生から聞いたことがある
乙骨先輩は大好きだった彼女が死後呪いとなって先輩を呪っていて解呪前は一緒に戦っていた、とか。
「Aちゃんは妹みたいな存在だから…僕の分まで幸せになって欲しいっていうか、
あ、こんなの言っちゃうと呪いになっちゃうかな…」
「大丈夫です。伝えときます」
「本当?よかった笑」
先輩は海外頑張ってくださいね、と伝えるともちろん、って笑った
そして視線を隣で寝ているAに移す
『…ん…ふしぐろ、食べないで』
「…なんの夢見てんだよ笑」
こいつだけは守りたい、そう思いながら彼女の髪を撫でた
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きむだんご(プロフ) - ヨッシーさん» ありがとうございます!誤字が多くて申し訳ないです、、 (2021年2月6日 18時) (レス) id: e8672fdeaa (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - ナナミンの名前は「健人」じゃなくて「建人」ですよ〜 (2021年2月6日 13時) (レス) id: 27fe15ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - れいなちゃんさん» 絶対いい匂いですよね…私も着てみたいです( (2021年2月3日 18時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
れいなちゃん - 恵が名前呼んでくれたぁ!!!えカッコよすぎません?!あのタイミングで名前呼びはズルすぎでしょっ……………恵のジャージ着れるなんて!絶対にいい匂いしてるよ…あやつは笑笑 (2021年2月3日 13時) (レス) id: a79009fc6c (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - むさん» 読んでいただけて嬉しいです!!ありがとうございます…! (2021年2月3日 2時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年1月16日 0時