11：紫色の道 ページ16
空気が静まっている。
雨音が静けさを際立てている。
それを切り裂くように、
「あーあー……
そういうのもうめんどくさいから
これ以上手ぇ出さねぇかなって…
思ってたのによ！！！」
「あぁぁ、気に入らねぇ！！
二人まとめて立ち上がれなくしてやる！！」
そう言って、相手は腕を振り上げようとした
と同時に、
なぜかはわからないが、
僕はカラ松の前に出た。
一瞬だけ、
レーザーのような相手三人の目線が
僕に一斉に向けられたのが怖くて、
一瞬だけ、頭が真っ白になった。
けど、それでよかったのかもしれない。
そのおかげで、
僕は何も考えずに、奴に足を引っ掛けた。
雨のおかげで
地面が滑りやすくなっているのもあってか、
転ばせることに成功した。
「い……、一松…………？」
僕もそこまでやわじゃない。
でも僕はカラ松の顔を、見なかった。
………………見てはいけないような気がした。
それが何かはよくわからない。
けど、振り返ったら、顔を見たら負けだ。
僕は僕にそう言い聞かせた。
それからすぐ、
殴られたヤツに駆け寄っていた一人が
言葉一つ発さずに僕に迫ってくる。
もう一回、引っ掛けようか……
そう思ったのもつかの間、
カラ松は僕の横に風を残す。
「一松、ごめんな」
やっぱり、コイツは何を言ってるんだろうな。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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Zefiro(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございますm(_ _)mパスワードの再発行ってできませんでしたっけ？(´ー｀A;) 返信遅くなってすみません！ (2017年10月20日 9時) (
レス) id: 6459993cea (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - Zefiroさん» 編集頑張って下さい。私はパスワードを忘れて仕舞いましてですね。編集出来ない状態ですねw (2017年8月3日 0時) (レス) id: 194c6be8c9 (このIDを非表示/違反報告)
Zefiro(プロフ) - 若葉さん» お読みくださりありがとうございます！少しでも感動していただけるなんて、作者冥利に尽きます｡ﾟ(ノ∀`*)ﾟ｡ チョロ松は、すいません(笑）今作はモブになってしまって(汗)更新は遅くなるかもしれませんが、最後まで頑張ります！コメントありがとうございます！ (2017年8月3日 0時) (レス) id: 1c6d40b638 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - ベッドでずっとないてる………どうしよ、本当に涙が止まらない……チョロちゃん居ない？あれれ？あ、あれぇれぇぇ………(涙) (2017年8月2日 23時) (レス) id: 194c6be8c9 (このIDを非表示/違反報告)
Zefiro(プロフ) - Ririn☆さん» こんにちは！お久しぶりでぇぇぇぇっす！！(笑）返信遅くなってしまいスミマセン！ (2017年5月31日 17時) (レス) id: 1c6d40b638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zefiro | 作成日時：2016年11月29日 23時
