呪いを断ち斬る【胡蝶しのぶ】

3 ページ4

しのぶside




結局あれから2時間くらいでしょうか、





すっかり空も暗くなってしまいました






はやく帰らなくて母さんに叱られてしまいます





主『ただいま〜。」





ん？いつもならついてる明かりがありませんね




靴も3人分もありますし





何か嫌な予感がします...居間へ急がなくてっ！！





この平和な世界で今までに出したこのない速さで駆け巡った






(ガラッ







扉を開けてみると...







主『....っこ、これは！？』





辺りが赤い海に染まっていた







姉「...っ！はぁっはぁっしのぶ？」




すぐさま姉さんの側に駆け寄り身体を起こした





主「姉さん！！父さんと母さんはどこに！？』




姉「奥の部屋よ...。」




主『なら、様子を見に「ダメよ！」なぜ止めるのですかっ！？』




姉「もう助からないわ...そして私も。」




主『そ、そんな...っ一体誰にやられたの！？」




姉「呪霊という哀しい生き物なの...しのぶは、昔から何か見えるって言ってたでしょ？私達はそれを祓う呪術師なの。」




主『な、なぜ教えてくれなかったの！？そしたら、私は姉さんを...っ皆を。』




姉「普通の女の子としてしのぶ長く生きて欲しかったからよ。」







ー





カナエ「鬼殺隊をやめなさい。普通の女の子の人生を歩んでお婆さんになるまで生きてほしい。」






ー









あぁ、運命は残酷だ






この世界でも私は繰り返してしまうんですね









これは、一種の呪いの様なものでしょうか

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す