アナザーストーリー6 ページ28
・
教室に一歩踏み入れた瞬間は
今でも鮮明に覚えている
廉が先に入って
俺があとに続く形
一歩踏み入れるだけで
群がっていた男子が一斉にこちらをみて騒ぐもんだから
教室にいた人全員からの視線を浴びて
そんな中で
一瞬にして俺が見つけた君の視線は
廉の方に向いていた
そらそうや
もともと俺なんて知り合いでもなんでもなくて
廉は仲良しやもんな
そう思ったけどどこか胸はざわめいて
ふと廉の方を見てみると
その視線もまた、君の方にあった
・
紫「あれ？俺の席どれ？」
2人の邪魔をしたかった
俺が一言いえば
男子がわらわらとやって来て
廉の視線も黒板に貼られた座席表に向いた
その座席表もまた俺の味方ではないようで
俺の席は君と接点を持てるほど
君の席と近くなかった
平野と佐々木なんてそんなもんやん
分かっているのにやっぱりブルーな気持ちになって
廉も席が離れていることを確認して
ほっとしたりなんかする
紫「始業式って何時からやったっけ？」
廉「知らん、大掃除のあとちゃう？」
紫「あれ、大掃除のが先？」
廉「いつもやん」
紫「ジャージいる？」
廉「忘れたん？」
紫「どーでしょう」
廉「は？わけわからんわ」
しょうもない話をひっぱった
ちょっと気を抜いたら
廉が君に話しかけに行ってしまうのが
怖かった
俺がこんなこと考えてたなんて
当人はぜったい知らんやろうけどな
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きら(プロフ) - こころさん» お返事遅くなりました。。嬉しいお言葉ありがとうございます。お陰様で完結できました(^^♪良かったらこれからもよろしくお願いします。 (2019年1月30日 21時) (
レス) id: 66dcc96454 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - とても丁寧な描写ですごく読みやすくて、すぐに物語に引き込まれて一気に読んでしまいました。何度もキュンキュンするし、切なくなるし…二人が結ばれて本当によかったです！それにアナザーストーリがあって、紫耀くんサイドの気持ちもわかって続きが楽しみです！ (2019年1月28日 22時) (レス) id: 83e4350742 (このIDを非表示/違反報告)
紫耀くん大好き - きらさん» 完結までずっと読み続けます!! (2019年1月14日 9時) (レス) id: 0c4da5f577 (このIDを非表示/違反報告)
紫耀くん大好き - きらさん» 全然大丈夫です!! 忙しいときにすいませんでした!! でも、アナザーストーリーはもともとの『好き嘘』を見ているからこそ面白いですね!!(≧∀≦) 紫耀くんの感じもキュンキュンします!! 長文失礼しました！これからも更新頑張ってください(｀_´)ゞ (2019年1月14日 9時) (レス) id: 0c4da5f577 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 平野くん大好きさん» お返事遅くなりました、すみませんm(_ _)mそう言っていただけるとほんとに嬉しいです！もうしばらくお付き合い下さい☆ (2019年1月14日 0時) (レス) id: 66dcc96454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きら
| 作成日時：2018年11月3日 21時
