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お仕事 ページ7

行けない、、、

兄「理由を、お聞きしても?」


「あぁ、よかろう。貴様らも感じているだろ、この不穏な空気を。此処は、もう何年も前から参拝者が少なくなり、廃れてきておる。その為、我がここから離れたらこの神社は妖から襲われてしまう。もし、そうなって仕舞えば一般の人間も巻き込む。我らは、人からどう思われようが思おうが、人の為に生きなければならない。
 離れたくても、離れられないのだ」


成る程。そういうことですか。

兄「では、貴方様の代わりに、此処を守る者がいれば宜しいのですね?」

妹「漸く、ボクの番だ。任せてください。こう見えて、妖力とか多いし、結界術も得意ですから。貴方様が居ない間、此処を守ります」


「お主がか?」


妹「えぇ。何か、ご不満ですか?」


「、、、お主も、変わった奴だな」


どうやら、良さそうだな。

兄「明日、蔵持さんと会う約束をしております。なので、天乃玉王様。一緒に彼女の元へ行きましょう」


「わかった。そろそろ、我も腹を括らないと行けないからな。明日、百華の元へ行こう」


兄「でしたら、明日に僕達がお迎えにあがりましょう」

まぁ、少しお節介を焼きましたが、彼女の依頼は無事にやり遂げれられそうですね。


「では、また明日会おう。待っておる」


兄「はい。では、また明日お会いしましょう」

僕たちは天乃玉王様の社を出る。やはり、神様と会って話すのは疲れてしまいますね。明日は疲れた顔をしない様に、しないと。失礼のないようにね。

妹「ねぇ、お兄ちゃん。蔵持さん、喜んでくれるかな?」

兄「喜んでくれると、信じましょう。それに、僕らは彼女の願いを叶えたのに近い。元々は、彼の居場所の情報を与えるだけ。ですが、彼は神という立場でした。なので、少しサービスして実際に会えるようにセッティングを行った。これで、喜んでくれなかったら、大損ですよ」

妹「確かにね。大変なものだね、ヒトって。ボクらもだけど。難しい生き物だよね。どうやったら、他の種族と共存できるようになるんだろう」

そんな生活は来ないと、僕は思う。僕達は、自分達と違う種族の者を好んだりする。けれど、他の人から見たら異質な存在のなるだろう。だからこそ、にじさんじが心地良いと感じるんだよ。
今更過ぎるけど、深雨とにじさんじに入ってよかったと心から思えるよ。

兄「それは、なんとも言えないかな。さぁ、明日に備えて帰るよ」

妹「そうだね」

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作者名:犬塚みかこ | 作成日時:2023年1月9日 20時

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