解説 ページ28
時雨のいうあの人とは前世で、時雨が前世で拾ってくれて、母親の代わりとなってくれた猫又の女妖怪。
前世の時雨は、椛家の長男。つまり、前話で出てきたお兄様達とは、次男と長女のことであり、時雨として産まれる前は椛家の長男として一度生を受けていた。しかし、全く霊力を持たなかった彼は捨てられて、女妖怪に拾われて暮らしていた。
しかし、時雨達の母親と父親は長男が妖怪に育てられていることを知り、2人の暮らす古い家に火を放ち2人を殺してしまう。
時雨は、その時の記憶がばっちり残っており、最後に前世の自分を思って泣いてくれた、守ろうとしてくれた女妖怪のことを母として認識した。
完全に長男の魂が浄化する前に望んだのは、母親になってくれた女妖怪を守ることと、自分達を殺した椛家を不幸にすること。
そんな記憶を生まれた時から引き継いだ時雨は、女妖怪の生まれ変わりである深雨が愛おしく、大切でたまりません。前は、守ってもらうことしか出来なかった彼女は、今度は自分が守らなくてはいけない。母親としてではなく、妹として。前世から叶えたかった彼の願いに近いものでした。今世も、両親となった2人は、魂が長男と女妖怪と近い、、、いや、同じ双子を見て気味悪がりました。
双子を捨てる、殺そうと何度も試みましたが、全て時雨が邪魔をします。時雨は、復讐のために態と生みの親の彼らのことを父、母と呼び、慕う素振りをみせます。彼らにとって、1番嫌がる行為であるからです。
一方の深雨は、何も覚えていません。1、2歳までは少し記憶はありましたが、すぐに時雨が封じてしまいました。時雨は、以前は母親となってくれた彼女のことが大好きです。けれど、今の彼女は深雨という、唯一の片割れ、妹です。前世の記憶なんていらない、もし、全てを思い出して彼女が苦しむことなんて想いをさせたくないと思ったからです。
深雨は、以前は妖怪でしたので、普通の人よりも霊力は高く、妖と近い存在として生きています。生命力も高いです。
その分、大分無茶をしている時雨は普通の人よりも長くは生きられないでしょう。
ここで、時雨と深雨の幸せの基準が違います。
時雨は、深雨が幸せならそれでいいのです。深雨が楽しそうにする、嬉しそうに笑う、幸せだと思うことに、自分は幸福を感じている。
ですが深雨は、自分も時雨も生きていることに喜びを、幸せを感じる。
深雨は時雨が何か隠していることを知っています。いつか、時雨から伝えれるといいですね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
犬塚みかこ(プロフ) - 今度から、きちんと調べてお話を書かせて頂きます。近々、こちらの話は書き直させていただきます。 (2023年1月15日 13時) (
レス) id: a87563a42f (このIDを非表示/違反報告)
犬塚みかこ(プロフ) - 紅樹さん すみません、ご指摘ありがとうございます。自分が原神初心者で、知らないことも多いなか、投稿をしてしまいました (2023年1月15日 13時) (レス) id: a87563a42f (このIDを非表示/違反報告)
紅樹(プロフ) - 細かい所ですが気になってしまいご指摘させて頂きました。 (2023年1月15日 2時) (レス) id: 0983e136c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅樹(プロフ) - 【切り抜き】すり抜け兄と豪運の妹 で原神のガチャでは2回連続のすり抜けは有り得ませんそして80連目で確定金色です (2023年1月15日 2時) (レス) id: 0983e136c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：犬塚みかこ | 作成日時：2022年12月3日 16時
