親嫌い ページ27
時雨side
なぜ、僕は実家になんて帰ってきたのでしょう。いつもなら両親の呼び出しなんて無視するのに。前世から、僕は貴方達が大嫌いですよ。思い返すのは、今世の物心がついてからの日々。
母親「なんで、アンタ達なんか産むんじゃなかった」
僕だって、好きで貴女から産まれたくありませんでした。本当に、忌々しい。
父親「何故だ。何故、あいつらと似ているんだっ！」
ふふ。似てるのは当たり前でしょ？だって、僕は態々生まれ変わってあげたんだから。貴方達を不幸にするために。
憎い。僕らが、あの人達の生まれ変わりと気づいてからずっと繰り返される言葉。そろそろ、飽きて来ました。
妹「お兄ちゃん」
「坊や」
あー、けど復讐なんて考えなければよかった。あんな憎い人達から2度も産まれるなんてね。でも、今度はあの人と一緒にいられるからいいか。少しは、感謝をしなくてはいけませんね。
母親「時雨」
珍しい。僕の名前を呼ぶなんて。
兄「どうかなさいましたか、お母様？」
僕が母と呼ぶと、面白いぐらいに嫌がるんだよね。その顔が、傑作でね。つい、呼んでしまう。
母親「最近どうですか。その、あの子とは」
母親や父親は深雨の名前は呼ぼうとしない。まぁ、元は深雨は妖、猫又の生まれ変わりだものね。由緒正しい椛家からしたら、そんな深雨のことを避けたくもなるか。お兄様達は、僕らの秘密を知っても弟妹として大切にしてくれる。僕達の家族は、お兄様達だけでいいのに。
兄「普通ですよ。安心してください、深雨は自分から此処に来ません。それに、彼女だけ記憶は戻っていないので」
母親「っ、、、」
僕の封印が解けるまでは、深雨はあの人の頃の記憶が戻ることはないよ。
深雨が望んでも、記憶は戻さない。戻したくないよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
犬塚みかこ(プロフ) - 今度から、きちんと調べてお話を書かせて頂きます。近々、こちらの話は書き直させていただきます。 (2023年1月15日 13時) (
レス) id: a87563a42f (このIDを非表示/違反報告)
犬塚みかこ(プロフ) - 紅樹さん すみません、ご指摘ありがとうございます。自分が原神初心者で、知らないことも多いなか、投稿をしてしまいました (2023年1月15日 13時) (レス) id: a87563a42f (このIDを非表示/違反報告)
紅樹(プロフ) - 細かい所ですが気になってしまいご指摘させて頂きました。 (2023年1月15日 2時) (レス) id: 0983e136c2 (このIDを非表示/違反報告)
紅樹(プロフ) - 【切り抜き】すり抜け兄と豪運の妹 で原神のガチャでは2回連続のすり抜けは有り得ませんそして80連目で確定金色です (2023年1月15日 2時) (レス) id: 0983e136c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：犬塚みかこ | 作成日時：2022年12月3日 16時
