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東隊VS斉藤隊 第一戦目反省会 ページ38

Aside

あれ?確か、雫くんって気に入った相手、、、特にお気に入りの子でも名前呼びしないよね?珍しい。ということは、ふ〜ん。成る程ね。

雫「A。何ニヤニヤしてるの?」

A「別に〜?素直になりなよ」

雫「何がだよ」

ふふ。雫くんにとって、修達も大切で信頼に値する子に変わったんだね。嬉しいよ。雫くんにとって、修達も大切だって思ってくれてるんでしょ。それも、家族のように。もう家族のいない雫くんにとって、ありのままの君でいれる場所、帰る場所になれるってことだから。なんだか、安心したよ。

修「あの、渡辺先輩。名前、、、」

雫「ん?あぁ、これから名前でいいよ。
  君らのこと、凄く気に入ったし」

ふふ。修と新くんったら、お互いを見合って困ってるじゃない。いつも、雫くんは唐突なんだから。

辻「じゃあ、雫?」

修「雫、、先輩?」

雫「いや、なんで疑問系なんだよ。合ってるから、心配するなよ」

いや、あれは照れてるな。2人とも、名前で人を呼ぶことに慣れてないからな〜。本当に、可愛いんだから。

A「まぁ、みんなの仲も深まったところで、反省会兼次の作戦会議に移ろうか。次は絶対に、東隊に勝つよ!」

雫「そうだね。初めてのランク戦にしては、よく動けてたよ。けど、やはりまだまだかな。動きが鈍いし、硬い。君達ならまだやれるよね?」

A「うわっ、ある意味パワハラだよ」

雫「大体、Aも何腕飛ばされてるの?まさか、三輪を倒せるからって気でも抜いたわけ?」

待って、、、もしかしてバレた?いや、別にそこまで気は抜いてないけど。でも、油断してたのは確かなんだよな。

A「何の、ことやら」

雫「説教は後にするよ。
  それで、新之助。最後によく東さんを倒したね。いい感じにAが囮となってくれたからよかったけど、必ずしもあんなチャンスは来るとは限らないよ」

辻「わかった」

あれは本当に新くんに感謝だよね。私の犠牲が無駄じゃなかったよ。

雫「で、修。どうだい?
  君の役目は果たせそうかい?」

修の役目。1番幼い彼に、とても大きな責任を背負わせてしまって申し訳ない。けれど、君なら出来るって私達全員わかってるよ。

修「一応、ですけど。
  打倒東隊の作戦を、考えることができました」

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作者名:犬塚みかこ | 作成日時:2022年10月16日 1時

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