検索窓
今日:17 hit、昨日:11 hit、合計:3,354 hit

東隊VS斉藤隊 ページ27

Aside

私達のメンバーだと、エースになれそうなのは私か新くん。修は、サポートが適任なのよね。でも、私も新くんも結局はサポート向き。難しいな。

雫「作戦だけど、俺に提案がある」

修「えっ、本当ですか?」

雫「まぁな。こっちのパソコンに来てくれ」

そう言われ、みんなで雫くんのオペレーター用のパソコンを覗き込む。

雫「これは一昨日の東隊の防衛任務の様子だ。偶々防犯カメラに映ってた」

あ、本当だ。綺麗に映ってる。

辻「これを見る限り、二宮さんと加古さんが東隊の火力みたいだね」

確かに。一度二宮さんと模擬戦したことあるけど、その時よりも完全に強くなってる。怖っ。

雫「二宮さんは現ボーダーの中で1番のトリオン量を持ってる。その能力故に、惜しみなく攻撃をしてくるかもね。だからといって、二宮さんや加古さんばかりを警戒していると、三輪や東さん達もいる。三輪の間合いの取り方は流石だね。とってもこちらをイラつかせるよ」

そういえば、前回三輪先輩と戦ったとき中々攻撃が決まらなかったのよね。やっぱり、そういうとこも計算してるのかな?

修「でも東さんが1番注意しなくちゃいけませんよ」

そう。問題はそこなんだよな。

辻「Aちゃんは東さんの弟子だよね?何か、東さんの特徴とか知らない?」

A「そう言われてもね。何というか、あの人の戦略は参ったとしか言えないのよ。特徴、特徴ね」

東さんの特徴か。これ!っていうのが見つからないわ。
あ、でも、、、もしかしたら

A「東さんは作戦を考えないと思う」

修「どうして?」

A「元々東さんって、戦闘員というより教育者って感じで私達に教えてくれるの。勿論、師匠だから教育者なんだけど、大体って戦闘員の目線としてアドバイスって貰うじゃない?でも、東さんは全体の視点から考えさせられるの。自分からだけじゃなく、他のポジションの場合、例えばオペレーターとか。簡単に言えば客観的に考えろってことね。簡単そうで難しいの。色々な知識も必要だし、随時、作戦は練り直す。そのために柔軟性や想像力もいるからね。でも、それを東さんはやってのける。さん自体がそういう視野の持ち主だからだと思うけど。
  それで、ここからが本題。緊急事態のときとかは違うけど、こういう模擬戦とかランク戦の時はチームの考えを聞いて、アドバイスとかしかしないの。それが、東さんの師としてやり方だから」

東隊VS斉藤隊→←東隊VS斉藤隊



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:犬塚みかこ | 作成日時:2022年10月16日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。