三雲修の従姉！？ (ページ26)

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東隊VS斉藤隊ページ26

雫side

ふむ。元々A達は仲はいいからコミュニケーションとかよく取るし、戦いやすそうだ。けど、それは近界民相手の話。まだ、他の部隊と戦ったことないしな。どうなるかな、、、あ、ちょっと頼んでみるか。

雫「もしもし、、、ーーーーーー」

よし、これでいいかな。ふふ、あと1時間後が楽しみだな〜。

Aside

ゾクッ
なんか、嫌な予感がする。えっと、なんで雫くん笑ってるの！？もう、絶対何か企んでるでしょ。

雫「よく聞いてね、君たち。今から東隊と模擬戦するから」

馬鹿なの！？急に言わないで、というか何やってるのよ！

辻「東隊って、あの？」

修「確か、僕たちの少し前に結成されてますよね？」

そう。私達が修と新くんが正隊員になるのを待つ間、東さんは前々から目をつけていた三輪先輩、加古さん、二宮さん、そしてオペレーターの中でも優秀な月見さんと東隊を組んだ。ほんの数日しか違わないから、斉藤隊とは同期なんだけど、あっちは近•中•遠とバランスのよく取れたチーム。対してこちらは、私以外全員攻撃手。近距離戦に特化している。どう、作戦を立てれば、、、

雫「とりあえず2回戦って貰えることになった。
　ルールとしては、制限時間20分以内にポイントが高い方の勝ち。ポイントの付け方はランク戦通りにする。ブースも、嵐山さんや忍田さんに頼んで１つ貸し切らせて貰えることになったよ。あと、1回戦と2回戦の間に30分間の休憩を挟む。まぁ、2回しか戦わないからね。今日は引き分けに持ち込めればいいかな」

いやいや、引き分けに持ち込めればいいかなじゃないよ。無理でしょ。
こっちはまだ結成して2日よ？いや、1日半ぐらいか。まぁ、どうでもよくて。でも東隊は、ほんの数日の差だけど防衛任務を数回こなしてる分、チームワークがいいんだよ。引き分けなんて難しいよ。

ダメ。何最初から弱気になってるの。こんなのじゃ、隊長、、、いやボーダー隊員失格だわ。やる前から諦めない。諦めちゃダメよ。何としても、東隊に一矢報いなければ。

A「わかった。模擬戦までの時間は？」

雫「！
　 1時間後だよ」
　 (驚いたな。もっと嫌がると思ってたのに。俺もまだまだか。Aのこと、見くびってた)

A「1時間後か」

今からだと、動きしか確認できないわね。さて、どうしようか。