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(作戦はシンプルに) ページ24

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真選組屯所内では会議が行われていた



土方「祭りがある今日は真選組総出で将軍の護衛につく事になる、いいか、将軍にかすり傷一つでも付けようもんなら俺たち全員の首が飛ぶぜ、その辺心してかかれ」


近藤と土方は前に座り他の隊士はその向かいに整列して座っていたがAはその外れの柱に寄りかかり怠そうに聞いていた



土方「きなくせえ野郎を見つけたら迷わずぶった斬れ、俺が責任を取る」



沖田「マジですかィ、じゃあ侍見つけたら片っ端から叩き斬りまさァ・・・頼みますぜ?」



土方「おーいみんな、さっき言ったことは無しの方向で」

沖田の言葉を聞いた途端、コロッと言ったことが変わった土方



土方「それから、これはまだ未確認の情報なんだが江戸にとんでもない野郎が来てる情報があんだ」



沖田「とんでもねえ奴・・・一体誰ですかィ」



『・・・・・・』

相変わらずAは頭を柱に預け怠そうにしていたが土方の言葉に耳を傾けていた



土方「以前、料亭で会談中の幕府十数人がやられた事件があったろ・・・あれは奴の仕業だ」


目を閉じていたAの目がその言葉を聞き少し開く



土方「攘夷浪士の中で最も過激で最も危険な男・・・高杉晋助だ」




その名を聞き薄く開いていたAの目が大きく開いた



『はーい、じゃ夜だなー解散ー』

今まで黙っていたAが隊士にそう告げると隊士達は出て行った



土方「Aなんて気怠い掛け声してやがる、分かってんのか、これから将軍の護衛だそ、それに高杉も居るかもしれねえ、もっと気引き締めろ」


その会議室に残ったのは土方、沖田、近藤、Aだった

『分かってるよ、だから要は将軍様に傷一つ付けなきゃいいんでしょうが、相手が誰だろうと』


近藤「いや、まあそうなんだが」

心配そうにAを見る近藤



沖田「Aさんの言う通りでさァ、そういう奴らを俺たちが全て叩き斬りゃいい話ですぜ、まあ、間違えて土方さんを斬っちまうかもしれやせんが、すいやせん、その時は素直に死んで下せェ」



土方「死ぬか!!!お前なんかに斬られてたまるかってんだ」









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〃→←(歌は心)



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あられ(プロフ) - 雨散さん» こちらにもコメントありがとうございます!花見篇好きで色々変えてしまいましたがw嬉しいです! (2019年8月2日 18時) (レス) id: d6dbd9bb69 (このIDを非表示/違反報告)
雨散 - 花見篇面白い!これからも頑張って下さい! (2019年8月2日 13時) (レス) id: c6b3012422 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あられ | 作成日時:2018年6月7日 2時

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