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イルミside
──
翌日、少女は目を覚ました。
お母さんは少女が起きたのを確認すると、白いお面を取り出した。
｢聞いてちょうだい。今からあなたにディスプレイマスクっていうお面を付けてもらうわ。怖がらないでね？｣
コクリと頷く少女。
お母さんと少女は部屋を出ていき少し経った。
10分くらいして部屋に入ってきた。
少女は不気味なお面をつけていたけど、何故か綺麗って口に出してしまった。
少女はゆっくりお辞儀をし、俺の前に立つ。
｢？目、見えないんじゃないの？｣
少女の代わりにお母さんは
｢このお面をつけるとね、物が見えるようになるの。でも色の識別までは出来ないわ。話すことも出来ないけど、このお面を見つめるとこのこの心情が分かるようにプログラミングされてるから、最低限の会話は出来るわ。｣
｢そっか｣
少女に目を戻し、お面の瞳を見つめてみる。
『こんにちは。』
そう言ってるように見えた。
｢こんにちは。君の名前は？｣
『名前、無いです。』
名前がない？なぜ？
｢名前、ないのね？イルミ、この子に名前をあげなさい。｣
名前、どうしよう。
｢A、は、どう？｣
『A…？ 可愛い、でも、私に似合ってますか？』
｢とても似合ってる。これからAと呼ぶ。俺の名前はイルミ。イルミ=ゾルディック。｣
『イルミ様、ですね。』
｢私はキキョウよ。他にミルキとキルアって子がいるの。2人とも幼いから仲良くしてあげてね？｣
『はい、キキョウ様』
真新しいメイド服の裾を掴みお辞儀する。
｢まぁ！！素敵ね！ Aちゃんはイルミの専属のメイドになってもらうから、仕事とかはイルミからの指示に従ってちょうだい。｣
『(ｺｸﾘ』
ふと目に止まったAの長い髪。
｢A、こちらにおいで。髪を整えてあげる。｣
『はい、イルミ様』
お母さんの部屋にあるドレッサーの前に座らせる。
｢髪、触るよ。｣
『(ｺｸﾘ』
Aの髪は絹みたいにサラサラしていて、触ってるだけで心地よかった。
『…わぁ』
｢どう？簡単にまとめただけだけど。すごく似合ってるよ｣
｢あら、イルミすごく上手ね？Aちゃんすごく似合ってるわよ。お人形さんみたい｣
目を輝かせるお母さんを尻目に鏡越しにAを見ると、お面の奥で微笑んでるように見えた。
彼女はお面をつけていても美しかった。
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ワルプルギスのめぐ(プロフ) - ネフェルティティさん» うわわ！私にはもったいない言葉です(*´∀｀) 私のやる気が尽きない限り書いていこうと思うので引き続きよろしくお願いします...!! (2018年5月31日 17時) (
レス) id: 30da3a103e (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - ｱｱｱｱキルア可愛いどうしようイルミイケメン辛い夢主可愛すぎちょっとドウシテイイカワカラナイナー (2018年5月31日 7時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
ワルプルギスのめぐ(プロフ) - 耳パンさん» 私もそれだけは避けたいと思っています... コメントありがとうございました^^* (2018年5月29日 2時) (レス) id: 30da3a103e (このIDを非表示/違反報告)
耳パン - 続いて欲しい限りではありますがもし途中で更新停止してしまうという状況だけはして欲しくないですね...。更新楽しみにしてます。 (2018年5月27日 18時) (レス) id: cf96b918ea (このIDを非表示/違反報告)
ネフェルティティ(プロフ) - ワルプルギスのめぐさん» はい！まったり待ってます！！！ (2018年5月26日 21時) (レス) id: 7981efbc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワルプルギスのめぐ | 作成日時：2018年5月20日 18時
